近年、副業でのTシャツ販売が注目されています。自分の好きなデザインで作成したTシャツが収入になるとうれしいですよね。
この記事では、副業でTシャツを販売するときに必要な準備や注意点を紹介します。あわせて、会社にバレるのか、確定申告は必要なのかなど、副業について気になるポイントも解説します。
趣味や特技を活かして副業をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
副業でTシャツ販売を行うときに必要な準備
副業でTシャツを販売するなら、たくさん売れる商品を作りたいものです。販売に向けて入念に準備して、売れるTシャツを作りましょう。
まずは、副業でTシャツを販売する前に必要な準備について解説します。
ターゲットを決定する
最初に、Tシャツを着てほしいターゲットを決めましょう。ターゲットを設定せずにTシャツを作成すると、ユーザーへの訴求が弱くなってしまいます。また、ニーズを把握しにくくなり、売れる商品を作るのがむずかしくなるでしょう。
ターゲットを設定するときは、性別や年齢に加えて、Tシャツを着るシーンを想像するのがおすすめです。普段のファッションとして着る、スポーツウェアとして着る、音楽ライブやフェスで着るなどのシーンが想定できます。
さらに「普段着にするなら、ターゲットはどのようなテイストの服が好みか」などと深掘りして、ターゲットを絞りましょう。
トレンドをリサーチする
売れるTシャツを作るなら、トレンドのリサーチは必須です。
昨今、Tシャツはどこでも販売しており、ありふれています。
しかし、わざわざ通販サイトを利用してTシャツを買い求めるのは、ファッションへの関心が強く、トレンドに敏感な方であると考えられます。そのため、Tシャツにトレンドを取り入れると、多くのユーザーに興味をもってもらえるでしょう。
自分好みのスタイルやデザインとトレンドを適度に組み合わせると、「時代に沿った感覚をもっているブランド」とユーザーに認識してもらえるようになります。
すると、ブランドイメージが向上してファンも増加するでしょう。
また、アパレル系のECサイトやSNSなどで人気を集めているブランドの傾向をつかむことも有効です。
サイズやシルエットに配慮する
オリジナルTシャツはデザインに注力しがちですが、Tシャツのサイズやシルエットにも気を配りましょう。
大量生産のTシャツのようにサイズを幅広く用意すると、Tシャツの作成費用が高くなり、販売価格を抑えにくくなります。女性向けであればSサイズとMサイズだけにするなど、Tシャツのサイズはターゲットに合わせて用意するとよいでしょう。
また、Tシャツのシルエットも意識したいポイントです。
ひと昔前に流行したシルエットのTシャツを扱っていると、時代に乗り遅れているブランドと認識されてしまいます。ファッションへの関心が強い方はシルエットにもこだわるため、意識しておきましょう。
副業でTシャツ販売を行うときの注意点
ここからは、副業でオリジナルTシャツを販売する際に注意したいポイントを紹介します。
デザインは著作権に注意する
副業でTシャツ販売を行う際には、デザインに関して著作権と肖像権に特に注意が必要です。これらに抵触すると、法的なトラブルに発展する可能性があるため、しっかりと理解しておきましょう。
まず著作権とは、創作物に対する権利で、他人のデザインやキャラクター、イラストなどを許可なく使用することは著作権侵害となります。
例えば、映画のキャラクターやブランドのロゴを無断でTシャツに使用することは、著作権侵害に該当します。SNSやインターネット上で見つけた画像も、基本的には著作権が存在し、商用利用はできません。
一方で、著作権が存在しないもの、例えばパブリックドメイン(著作権が切れた作品)のデザインや、オリジナルのデザインは問題なく使用できます。
また、他人のデザインやキャラクターを使用したい場合は、著作権者からの正式な許諾を得ることが必要です。
肖像権は、他人の顔や名前、姿を無断で使用することを防ぐ権利です。有名人の写真や名前を許可なくTシャツに使用することは肖像権侵害に該当します。
品質の良いTシャツを利用する
質の良いTシャツを利用して、購入者の満足度を高めましょう。
Tシャツを作る際は、安いTシャツを選んで原価を抑えたくなります。
しかし安いTシャツは、洗濯するとよれたり縮んだりする、首回りが伸びる、プリント部分がひび割れるなどの問題が生じやすくなります。購入者の立場で考えると、せっかく買ったのにすぐに傷んでしまうTシャツをまた買いたいとは思わないですよね。
反対に、品質が良くて傷みにくいTシャツであれば、購入者の満足度が高まります。リピーターになってくれたり、SNSで紹介してくれたりすれば、売上アップにつながります。
オリジナルTシャツのベースは質の良いものを選びましょう。
価格を抑える
Tシャツを販売する際は、手に取りやすい価格に設定しましょう。利益を増やそうとして価格を高くすると、ユーザーは手に取りづらくなり、販売数が伸びにくくなります。
販売価格を抑えつつ利益を確保するためには、原価を低くする工夫が必要です。オリジナルTシャツで原価を抑えるなら、注文数とプリント方式を見直しましょう。
オリジナルTシャツは注文数が多くなるほど、1枚あたりの単価が安くなります。また、デザインの色数が少ない場合はシルクスクリーンプリント、色数が多い場合はインクジェットプリントにすると印刷費用を抑えられます。
ユーザーが購入しやすくなるように、原価を抑えたうえで慎重に価格を設定しましょう。
送料の設定を工夫する
Tシャツが気に入っても、送料が高いと購入をためらう方は少なくありません。そこで、送料の見せ方を工夫しましょう。
例えば、Tシャツの販売価格を少し高くして、送料を安くしたり無料にしたりする方法があります。一定の金額以上購入した場合、送料を無料にするのも効果的です。
また、Tシャツであれば、送料が安いメール便を利用する方法もあります。ただし、到着まで日数がかかり、追跡や補償がないサービスもあるため、ユーザーの了承を得る必要があります。
通販で商品を販売するのであれば、送料は重要なポイントです。送料が高く感じないように工夫しましょう。
副業でTシャツ販売を行うと、確定申告が必要?
本業で給与所得を得ている場合、副業で一定の所得(20万円以上)が発生すると、本業の年末調整とは別で確定申告をする必要があります。
この「所得」とは、Tシャツ販売で得た売上から、Tシャツのプリント代や梱包資材代などの必要経費を差し引いた金額です。
確定申告の義務があるのに申告しなければ、無申告加算税や延滞税を課されることがあります。確定申告が必要な場合は必ず申告しましょう。
副業でTシャツ販売を行うと、会社にバレる?
副業でTシャツを販売しても、以下の点に気をつければ会社にバレる心配はほぼありません。
- 確定申告における住民税の納付方法は「特別徴収」ではなく「普通徴収」を選ぶ
- まわりの人に副業していることを話さない
- 副業に社用パソコンやスマートフォンを使用しない
特別徴収とは、会社の給与から住民税を天引きする納付方法です。特別徴収のまま、副業で収入を得ていると住民税が高くなり、勤務先以外から収入があることが会社にバレてしまいます。
普通徴収にすると、副業で得た収入の住民税は自分で納付できるため、会社に副業がバレることはありません。
また、副業で儲かっていると、つい同僚に話したくなりますよね。しかし、仲の良い同僚でも嫉妬や妬みを感じて、ほかの人にバラすケースも少なくありません。また、SNSへの書き込みも避けましょう。匿名のアカウントでも身元が判明して、副業がバレるケースもあります。
さらに、会社から貸与されているパソコンやスマートフォンは、セキュリティ対策がされている可能性があります。不審な利用履歴から調査が入り、副業がバレることもあるので、自前のパソコンやスマートフォンを利用しましょう。
副業でTシャツ販売を成功させるポイント
オリジナルTシャツ販売の副業を成功させるには、押さえるべきポイントがあります。ここでは、3つのポイントを紹介します。
SNSを活用する
SNSにオリジナルTシャツの写真を投稿すると、人の目に留まって購入につながる可能性があります。
Tシャツを作っても、販売サイトにのせるだけでは認知が広がりません。しかし、SNSを活用すると、Tシャツを販売していることを多くの方に知ってもらえる機会を作れます。
SNSにTシャツの写真を投稿する際は、Tシャツが魅力的に見えるように工夫することが大切です。販売サイトのURLを掲載し、販売への動線も考えましょう。
特に画像の訴求力が強いInstagramの利用は必須です。ショッピング機能を利用すれば、そのまま購入してもらえる動線を築けますよ。
販売サイトを検討する
どこでTシャツを販売するかも、売上を左右します。オリジナルTシャツを販売できるサイトは数多くあるので、よく比較して自分に合うサイトを見つけましょう。
ハンドメイド作品を販売できるサイトは、個性的な商品を求めるユーザーが集まります。ネットショップのデザインをカスタマイズできたり、SNSと連携できたりするサイトもあるため、自分のブランドを構築したい方におすすめです。
フリマサイトでもオリジナルTシャツを販売できます。簡単な操作ですぐに出品できることが、フリマサイトのメリットです。サイト利用者の層が幅広いため、数多くのユーザーにリーチできる可能性もあります。
また、販売サイトにより取り扱われるアイテムの雰囲気が異なります。自分のTシャツのデザインやスタイルに合う販売サイトを選ぶことも大切です。
デザインにこだわる
オリジナルTシャツでもっとも注目されるのはデザインです。ユーザーが「着たい」「買いたい」と思えるデザインを心掛けましょう。
Tシャツの質が良くて買いやすい価格でも、デザインが気に入ってもらえなければ購入には至りません。自分のセンスやオリジナリティを表現しながらも適度にトレンドを取り入れて、「ほかでは購入できない」と思えるデザインにすることが大切です。デザインにこだわり、ユーザーに選ばれるTシャツを作りましょう。
販売用Tシャツのデザインを作る方法
オリジナルTシャツはデザインが重要ですが、副業の場合はデザイン作成にあまり時間をかけられない方も多いでしょう。そこで、Tシャツのデザインを簡単に作成する方法を紹介します。
デザインを作成できるアプリを利用する
時間をかけずにTシャツのデザインを作成するなら、アプリを活用しましょう。スマートフォンで撮影した写真をもとにデザインできたり、文字やスタンプを組み合わせたりできるアプリもあります。
また、ユニクロが提供する「UTme!マーケット」など、デザインしたTシャツをそのまま販売できるアプリもあるので、Tシャツ販売の初心者にもおすすめです。
一方、簡単にデザインを作成できるのはメリットですが、アプリによっては細かな加工や調整ができない場合があります。デザインにこだわりたい場合は、デザインソフトなどの利用を検討しましょう。
デザインツールのテンプレートを利用する
デザインツールのテンプレートを活用すると、手軽にデザインを作成できます。気に入ったテンプレートを選び、色を変えたり文字を組み合わせたりして編集すれば、オリジナルのデザインを作れます。
ただし、テンプレートのデザインをそのまま利用したTシャツの販売はできません。オリジナルTシャツとして販売する場合は、テンプレートに手を加えたデザインにしましょう。
Tシャツ製作事業者にデザイン作成から依頼する
オリジナルTシャツのプリントを受注している事業者に依頼すると、Tシャツのデザインから作成してくれる場合があります。大まかなデザイン案を伝えると、プロがきれいなデザインに仕上げてくれるため、センスに自信がない方も本格的なTシャツを作れます。
Tシャツ製作事業者を利用すると、デザイン作成からTシャツへの印刷まで一貫して任せられることもメリットです。
特に、副業で商品を販売したい方はTシャツ作成にあまり時間をかけられないことが多いため、特定のTシャツ製作事業者に任せるのがおすすめです。
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副業でTシャツを販売する際、ターゲット設定やトレンドリサーチなど、やるべきことが多くあります。な
かでもTシャツのデザインは重要な項目ですが、副業の場合、デザイン作成にかけられる時間はあまり多くありません。
副業でTシャツを販売するなら「watasiino!!」を利用したTシャツ作成がおすすめです。
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さらに、フルカラープリントや刺繍、パントーンカラーでの印刷も可能です。高品質なTシャツをそろえており、素材にこだわりたい方も満足できるでしょう。
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