オリジナルTシャツが売れない原因は?販売戦略や売れるデザインをまとめて解説

オリジナルTシャツが売れない

オリジナルTシャツは、常に人気の高いオリジナルグッズ販売のアイテムです。

誰でも簡単にオリジナルTシャツの製作や販売ができるようになり、副業として始める方や興味を持つ方が増えています。

一方で、いざ販売を始めてみたものの「デザインにこだわっているのに売れない……。」と悩んでいる方もいるでしょう。

この記事では、オリジナルTシャツは儲かるビジネスなのかをはじめ、売れないときに考えられる原因、販売戦略や売るためのコツまで紹介していきます。

売れるTシャツデザインの考え方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

オリジナルTシャツ販売のビジネスモデル

結論からいうと、オリジナルTシャツ販売は、人気が出ればしっかりと利益を生み出すことができるビジネスです。

リスクとして、在庫を大量に抱える不安を感じる方もいるかもしれませんが、今は受注後にTシャツを製作する「受注販売」が多くなっているので、その心配もありません。

以前、お昼の情報番組で、オリジナルグッズ販売で月収約22万円を稼いでいる主婦の方が紹介されていました。この方は、オリジナルグッズのデザイン・販売ができる専用サイトを利用して、スマホだけで売上を立てているようです。

スマホやパソコンを使って、デザインから販売サイトの開設までの一連の作業が簡単にできるので、オリジナルTシャツ販売は副業としておすすめのビジネスといえるでしょう。

ただし、いざオリジナルTシャツの販売を始めても、「全く売れない」ということは起こりえます。場合によってはかけた経費が赤字になることもあるので、できるだけ対策は取っておきたいものです。

適切な対策を行うためにも、まずは売れなくなる理由を知っておきましょう。

「オリジナルTシャツが売れない」ときに考えられる原因

オリジナルTシャツが売れない原因はさまざまなことが考えられます。

ここでは、オリジナルTシャツを販売するときに考慮すべきポイントや売れない原因について解説していきます。

考えられる主な原因は以下の3つ。

  • デザインが魅力的ではない
  • 価格設定が適正ではない
  • 集客&認知不足

それぞれ解説します。

デザインが魅力的ではない

基本的なことですが、どんなにセンスがよくても、ユーザーにとって魅力的なデザインでなければオリジナルTシャツは売れません。

では、ユーザー目線で魅力的なデザインとはどのようなものでしょうか。

Tシャツは、誰もが必ず持っているといってもいいアイテムです。ファストファッションからハイブランドまで、市場にはさまざまな種類のTシャツが販売されています。だからこそ、周りの人が誰も着ていないような、オリジナリティあふれるデザインが求められています。

さらに、ファッション専用のECモールでTシャツを購入するユーザーの多くは、ファッション好きでトレンドに敏感です。トレンドも意識して取り入れることで、より購入意欲をかきたてることができるでしょう。

価格設定が適正ではない

オリジナルTシャツをはじめ、商品を購入するときに「価格」は重要な要素であり、購入の決め手となります。

ユーザーが「欲しい!」と思ったデザインのTシャツがあっても、価格が高すぎると感じさせてしまうようでは売れません。

価格を下げれば必ず売れるというわけではありませんが、競合調査をした上で適正な価格設定が必要になるでしょう。

集客&認知不足

魅力的な商品があっても、ECモールなどに出品しただけでは商品は売れません。

オリジナルTシャツを販売する方法として「自分でECショップを立ち上げる」と「ECモールに出店する」という2つの方法が考えられます。

自分でECショップを立ち上げるメリットとしては、コンセプトに合わせて自由にサイト設計ができるため、ユーザーに対してブランドのアピールがしやすいでしょう。しかし、Webサイトの認知度が高まるまでは集客が難しい点がデメリットといえます。

ECモールに出品するメリットは、すでに多くのユーザーが登録しているので、比較的集客がしやすい点です。一方で、ECモールへの出品は手軽であり、競合も多く、ブランディングが難しいというデメリットがあります。

いずれの販売方法を選択しても、自分で作った商品を広く知ってもらうためには、集客・宣伝に工夫が必要です。

【個人向け】オリジナルTシャツの販売戦略や売るコツ

ここからは、オリジナルTシャツの販売戦略や売るためのコツについて解説していきます。

  • ターゲットを明確にする
  • 原価を抑えて適正価格を設定する
  • SNSを活用して認知度を上げる
  • カラー・サイズ展開で商品点数を増やす

それぞれ解説します。

ターゲットを明確にする

まずは、自分がデザインしたTシャツを誰に売りたいのか、ターゲットを明確にする必要があります。

どんな人が着るかで、「S」「M」「L」「XL」といったサイズ展開や「メンズ」「レディース」「キッズ」などの型が決まってきます。また、どんな場面で着るかをイメージすると、使用する生地の素材が絞られてくるでしょう。

全てのサイズや生地の素材を取り扱うと費用がかさむため、ターゲットに合わせて選びましょう。

原価を抑えて適正価格を設定する

原価とは、オリジナルTシャツの製作にかかる費用のことです。

商品の価格設定は、原価をもとに利益率を考慮して決定していきます。

一般的に個人でのオリジナルTシャツの販売は、利益率が20%〜30%程と言われています。原価をうまく抑えることができれば、より利益率を確保し、競合よりも低い価格で商品を提供することができます。

オリジナルTシャツを製作するにあたって必要な費用は以下の通りです。

  • Tシャツ本体の価格
  • プリントの製版代(シルクスクリーン印刷の場合)
  • プリント代
  • デザイン代
  • 個包装費用(外注する場合)
  • 送料

例えば、オリジナルTシャツ製作では主に「シルクスクリーン印刷」「インクジェット印刷」の2つの印刷方法があります。表現したいデザインや印刷業者によっても異なりますが、20枚以上のまとまった数でデザインを印刷するときは、シルクスクリーン印刷のほうが1枚あたりのプリント代は安くなります。

デザインについては、印刷会社によってはデザイナーが無料で対応してくれることがあります。人気のデザイナーに依頼した場合、デザイン代は高くなるので、予算をもとに検討する必要があります。

競合の価格を調査し、その価格帯で利益を確保できるようにするために、上記の要素を検討しましょう。

SNSを活用して認知度を上げる

自分で作った商品を広めていくためには、集客・宣伝は欠かせません。

さまざまな集客・宣伝方法がありますが、今の時代、無料で使えるツールであるSNSを利用しない手はありません。SNSを使えば、多くの写真や動画を使って、商品の魅力を効果的にアピールすることができます。ブランディングやファン作りにも効果的です。

ただし、アカウントを作って投稿するだけでは、ターゲットに商品を認知してもらうことはできません。投稿頻度を上げたり、プレゼント企画を実施したりと、アカウントを育てる努力も必要です。

かつては20代〜30代の若い世代がSNSを利用しているイメージがありましたが、今では10代〜60代まで幅広い層が利用しています。

SNSをうまく活用して、オリジナルTシャツの魅力を伝えていきましょう。

カラー・サイズ展開で商品点数を増やす

ターゲットを設定していても、カラーの好みは人それぞれです。たとえデザインが気に入っても好みのカラーがない場合もあるでしょう。

まずは白・黒などのベーシックな色を基本として、カラー展開を考えてみてはいかがでしょうか。Tシャツ生地のカラー展開を広げる方法以外にも、プリントでデザインの色展開をすることもできます。さらに、サイズ展開を増やすことで、さまざまな体型のユーザーに選んでもらうことができるでしょう。

ただし、オリジナルTシャツ作成では、むやみにカラーやサイズ展開を広げるとコストがかかります。まずはターゲットに合わせた無理のない範囲で展開し、徐々に商品の種類を増やしていくとよいですね。

売れるオリジナルTシャツの作り方のコツ

ここからは、売れるオリジナルTシャツを作るために押さえておきたい以下の3つのコツを解説していきます。

  • 売れるデザインにする
  • デザインや印刷枚数に適した印刷方法を選ぶ
  • 生地や素材にこだわる

売れるデザインにする

「売れるデザイン」を作るためには、今のトレンドを知ることが大切です。

SNSで「#tシャツ」「#tシャツデザイン」を検索してみると、今注目されているデザインを知ることができます。

さまざまな種類のデザインがありますが、特に「白Tシャツ✖️黒ロゴ」「黒Tシャツ✖️白ロゴ」といったシンプルでインパクトのあるデザインが人気を集めています。

オリジナルTシャツを購入するユーザーの多くは、ファッション好きでトレンドに敏感なので、最新のトレンドを取り入れたいと考えています。トレンドを取り入れつつ、自分のセンスをいかしたデザインを考えましょう。

<事例>

売れるTシャツデザイン1

売れるTシャツデザイン2

売れるTシャツデザイン3

デザインや印刷枚数に適した印刷方法を選ぶ

Tシャツ製作では、主に「シルクスクリーン印刷」と「インクジェット印刷」の2つの印刷方法があります。

それぞれの印刷方法には、以下のような特徴があります。

印刷方法 メリット デメリット
シルクスクリーン印刷 ・生産枚数が多いと、1枚あたりの単価が下がる。
・特殊カラーの印刷ができる。(ゴールド・シルバー・蛍光色など)
・さまざま素材に対応している。
・1色ごとに製版代がかかるので、生産枚数が少ないと1枚あたりの単価が高くなる。
・写真やフルカラー印刷には適していない。
・製版とインクの調合が必要なので、即日印刷ができない。
インクジェット印刷 ・少量の印刷の場合は、ほかの印刷方法より安くなる。
・色数に制限がなく、写真などのフルカラー印刷ができる。
・1枚から即日印刷できる。
・特殊カラーの印刷ができない。
・大量印刷しても価格が下がらない。

シルクスクリーン印刷は、デザインの型となる「版」を作成し、色ごとにインクを重ねていく方法です。シンプルなロゴや単色デザインのTシャツに向いています。

この方法では、1色ごとに版を作成する必要がありますが、特殊な色のプリントにも対応しているので、カラーバリエーションを増やしたい場合にも適しています。

製版には費用がかかりますが、繰り返し使用することが可能です。そのため、おおよそ20枚以上の印刷をする場合は、1枚あたりの印刷代はインクジェット印刷よりも安く抑えることができます。

一方で、シルクスクリーン印刷は、写真やフルカラーの印刷、細かいデザインの表現には向いていません。

インクジェット印刷は、専用のプリンターを使用して、デザインをフルカラープリントする方法です。色数に制限がなく、繊細なデザインを表現することができます。ただし、ゴールド・シルバー・蛍光色などといった特殊カラーには対応していません。

デザインや印刷枚数に合わせて、適切な印刷方法を選びましょう。

生地や素材にこだわる

オリジナルTシャツを作るメリットは、デザインだけでなく、生地にもこだわることができる点です。

Tシャツを選ぶときに、生地にもこだわりたいユーザーが増えています。着心地がよく、高品質な生地のTシャツを製作すれば、リピートにも繋がるでしょう。

Tシャツの素材はさまざまで、代表的な素材には「コットン」や「ポリエステル」があります。最近では地球環境に配慮した「オーガニックコットン」も人気です。

さらには、生地の厚み(オンス)や編み方にも注目するとよいでしょう。生地の特性によって耐久性や伸縮性も異なります。「スポーツシーンで着用するユニホーム」や「おしゃれ着」など、ユーザーがTシャツ着用するシーンを想像して生地を選んでいきたいですね。

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気になる方はぜひ問い合わせてみてくださいね。

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