発泡プリントTシャツについてまとめ。作り方やデザイン案も紹介

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ぷっくりとしたデザインが魅力で、個性的なアイテムを作ることができる発泡プリント。Tシャツのプリント部分を発泡プリントにすれば、立体感が出てコーディネートのアクセントになります。

この記事では、発泡プリントTシャツの魅力から製作するうえでの注意点、デザイン案まで紹介しています。作り方についても解説しているので、発泡プリントTシャツを作りたい人は参考にしてくださいね。 

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目次

発泡プリントとは                     

発泡プリントとは、ラバーインクに発泡剤を混ぜた特殊なインクを作り、シルクスクリーン印刷でプリントした後、熱処理することでインクを膨らませた印刷方法です。

熱を加えるとインクに含まれる発泡カプセルが膨張し、立体感が出てふっくらとした仕上がりになります。

発泡部分は通常のプリントよりもインクを厚くのせないと膨らみません。そのため、インクを刷った後は少し乾かす工程を挟む必要があり、完成までに時間がかかることがあります。

発泡プリントは、ほかの印刷技法と組み合わせることもできます。

発泡プリントの上にフロッキーを圧着すると、ワッペンのような風合いになります。また、発泡プリントにクラックプリントを組み合わせてひび割れを作り、古着のようなイメージに作ることも可能です。

通常のラバープリントでは物足りなかったり、ほかの人と差をつけたかったりする場合におすすめのプリント方法です。

発泡プリントTシャツの魅力              

発泡プリントは、ほかの印刷方法では再現できない、独特な表現が魅力です。

ここでは、発泡プリントTシャツの魅力について3つ紹介します。

立体感

発泡プリントの魅力は、何といってもぷくっと膨らんだ立体感。ほかの印刷方法にはない質感や立体感は、発泡プリントの最大の魅力です。

デザインの一部のみ発泡プリントにすると、陰影ができて立体感も生まれ、デザインのアクセントになります。

丸み

発泡プリントは、インクが膨らんだ部分が丸みを帯び、柔らかい雰囲気に仕上がります

かわいらしいイメージになるため、ポップなロゴやイラストと相性の良いプリント方法です。

独特の手触り

発泡プリントは、ふわふわとした独特の手触りも魅力です。もこもことした見た目は、思わず触ってみたくなってしまうでしょう。

手触りも楽しめるプリント方法はほかにあまりなく、発泡プリントの大きな魅力といえます。

発泡プリントTシャツの注意点 

ここでは、発泡プリントTシャツを製作する際の注意点や、洗濯のときの注意点をお伝えします。

仕上がりが白っぽくなる

発泡プリントは、発泡インクが膨らむ際に気泡をたくさん含むため、元の色より白っぽくなります。

白やパステル調の薄い色の場合は気になりませんが、ブラックがグレーっぽくなったり原色が淡めの色になったりするので、濃い色を使いたいときは注意しましょう。

発色を良くしたい場合は、下地に発泡インクをプリントしてから、その上にラバーインクをプリントするのがおすすめです。

くっつく

発泡プリントは、上方向だけでなく横方向にも膨らみます。

デザインに細かい部分があると、くっついてしまったりヌキ部分がつぶれてしまったりすることがあります。

発泡プリント部分は1.5〜2mmほど膨らむので、膨らみの分を計算してデザインを考えることが大事です。

個体差が出る

発泡プリントは、同じデザインで作っても膨らみ方が均一ではなく、個体差が出ることがあります。

発泡表面も多少の凹凸が出る場合もあります。

クラスTシャツなどで多数作ると、同じデザインでも1点1点微妙に違ってオリジナル感が出るでしょう。

プリントできるのは基本的に綿100%素材のみ

プリント部分が膨らむ際に生地が多少伸び縮みするため、ストレッチ性のある生地でないと発泡プリントを使えません

また、熱処理をしてプリントを膨らませるので、熱に強いという条件も必要になります。

Tシャツやスウェット類のニット編みの綿素材は、伸縮性があって熱に強いという特徴を持っているため、発泡プリントに向いている素材です。

洗濯時の注意

発泡プリントTシャツは摩擦に弱いため、洗濯するときはもみ洗いを避けましょう。乾燥機による乾燥も避けたほうが良いです。熱と摩擦で発泡プリントが脱落する恐れがあります。

発泡プリントを長持ちさせるためには、表示通りの取扱いをし、裏返して洗濯機に入れて洗いましょう。 

発泡プリントTシャツの作り方                

発泡プリントTシャツを作るには、自作する方法とプリント事業者に依頼する方法があります。

それぞれの方法のメリット・デメリット・費用をまとめました。

自作する                              

メリット・費用が安く済む
・自分が作ったという付加価値が加わる
デメリット・時間と手間がかかる
・クオリティが落ちたり失敗したりする可能性がある
費用1,000~35,000円程度
自作する時のメリット・デメリットと費用

自作するなら、発泡インクを使ってシルクスクリーン印刷をする方法があります。

発泡インクのほかに、デザインを写すためのカッティングシート、版を作るためのウッドフレームやメッシュ生地、インクをのせるためのスクレーパーといった道具が必要になります。

シルクスクリーンの専用キットも販売されていますが、24,000〜35,000円程度かかるので、個人で製作したい場合は現実的な選択肢ではないかもしれません。

プリント専門事業者に依頼する

メリット・プリントがきれいで高品質
・デザインから丸投げで製作できる事業者もあり手軽
デメリット・コストがかかる
・納期が必要
費用1枚あたり700~1,500円程度(アイテム代、版代、プリント代)
プリント専門事業者に依頼する時のメリット・デメリットと費用

プリント専門事業者に依頼すれば、自作する場合よりもきれいなプリントに仕上がるでしょう。デザイン作成から任せられる事業者もあり、手軽にクオリティの高いTシャツを作れるのが魅力です。

オリジナルTシャツの製作には、アイテム代や版代、プリント代がかかりますが、発泡プリントは別料金になるため、オプション料金として1枚あたり150円程度がかかります。

発泡プリントTシャツを製作できるアプリもある?          

発泡プリントTシャツをワンストップで製作できるアプリはありません。

ただ、オリジナルTシャツのデザインを作れるアプリはいくつかあるので、デザイン作成に活用できますよ。

デザインを作成できるアプリには、以下のようなものがあります。

  • UTme!(ユーティーミー)
  • オートTシャツメーカー
  • ロゴメーカー
  • Logo Maker Shop
  • GIMP(ギンプ)

手書き風のロゴが作れたり、シンプルでビジネス向けのロゴが作れたり、アプリによってさまざまな特徴があるので、目的に合わせて使ってみましょう。

発泡プリントTシャツのデザイン案            

ここでは、発泡プリントが映えるデザイン案を紹介します。

発泡プリントは、どのように膨らむか細かく計算するのが難しく、仕上がりの想像がつきにくいプリント方法です。

デザインを決めるときは、発泡プリントに適しているとされるものを中心に、吟味して選びましょう。

ロゴや文字

発泡プリントといえば、ロゴや文字などシンプルなデザインが定番というイメージがあるのではないでしょうか。

発泡プリントで2色以上使用するのは、膨らんだときにくっついてしまうため、おすすめできません。しかし、ロゴや文字といったシンプルなデザインだと、1色でも十分インパクトのある仕上がりになります。

注意点としては、線と線の間が狭いとインクが膨らんだときにくっついてしまうので、膨らみも計算して隙間をあけることです。文字のフォントを工夫する必要があるでしょう。

モノトーン×すっきりデザイン

発泡プリントは、イラストを使ったデザインとも相性抜群です。細かすぎず、すっきりしたイラストなら、発泡プリントが映えるでしょう。

とくに黒地に白といった配色がはっきりした組み合わせは、発泡プリントが目立つのでおすすめです。

ただ、ベタ塗りの面が広すぎると、インクが均一に膨らまずムラが出てしまい、発泡プリントの良さがあまり出ないので注意が必要です。

カラフル×細かいデザイン

カラフルなデザインは、発泡プリントのポップなイメージがより強調され、かわいらしいイメージになります。

細かすぎたり線が細すぎたりすると発泡プリントには向きませんが、イラストの一部分だけを発泡プリントにしてアクセントをつけると、遊び心があっておもしろいデザインになりますよ。

発泡プリントTシャツの製作事例               

ここでは、発泡プリントTシャツの製作事例を3パターン紹介します。

実際の出来上がりの雰囲気を参考にしてみてください。

発泡プリントTシャツ1

「シンプルイズベスト」という言葉がぴったりですね。文字のみですが発泡プリントで立体感が出て、味のあるデザインになっています。

発泡プリントTシャツ2

モノトーンのようなはっきりした色合いだと、発泡プリントの立体感が強調されますね。デザインも引き立ちます。

発泡プリントTシャツ3

上のモノトーン配色の製作事例とは正反対ですが、こちらも統一感があります。6色を上手く散りばめて、カラフルながらバランスのとれたデザインになっています。

参考:Tシャツから発泡プリントを剥がす方法は?        

発泡プリントは、シルクスクリーンという印刷方法でプリントされています。シルクスクリーン印刷は生地までインクが染み込んでいるため、剥がすのはとても困難です。

無理にシルクスクリーンプリントを剥がそうとすると、失敗してしまったり生地を傷めたりする可能性が高いため、おすすめしません。

また発泡プリントは、通常のシルクスクリーンプリントよりもインクの厚みがあるため、剥がすのはより難しいでしょう。

発泡プリントTシャツを作るなら「watasiino!!」がおすすめ◎  

個性的な発泡プリントTシャツを作ってみたいと思ったら、オリジナルプリントサービスの「watasiino!!」を利用するのがおすすめです。

「watasiino!!」では、手軽にクオリティの高い発泡プリントTシャツを作ることができます。

デザイン作成からプロに任せられるため、絵が苦手でデザインを作ることに不安があっても大丈夫。

しかも、Tシャツ選びからプリント加工までワンストップで製作を依頼できるので、自作での作成が難しい発泡プリントTシャツでもスムーズに受け取れますよ。

個性的なオリジナルTシャツを作るなら、発泡プリントも得意としている「watasiino!!」にお任せください!

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