「自作のトートバッグを作りたいけど、デザインが思い浮かばない」そんな方に向けて、今回はトートバッグ用のデザインの考え方や、アイデアを解説します。
デザインの作成方法や、製作事例を写真付きで紹介しますので、オリジナルトートバッグ作りの参考にしてくださいね。
オリジナルトートバッグのデザインの考え方
オリジナルトートバッグのデザインを考える際は、次の3つのポイントがあります。
- 使う人や用途に合わせた色・デザイン
- サイズ・形・素材
次から具体的に解説します。
使う人や用途に合わせた色・デザイン
使う人や目的が決まっているかどうかが、色やデザインの方向性に大きく関わります。例えば、次のようなケースがあるでしょう。
- 自分の推し活
- 子どもの習い事や学校
- 企業イベントのノベルティや資料入れとして配布
- 部活や社内イベントなどの記念品
- 友人へのプレゼント
例えば推し活なら、推しのイメージカラーに合わせた配色にしたり、推しに関連する要素をデザインに取り入れたりすると気分が上がるでしょう。
子どもが使うなら、子どもが好きなもののイラストや写真を配置し、一目で自分のバッグだとわかるデザインにするのがおすすめです。また子ども向け習い事教室の指定バッグであれば、ピアノや本、そろばんなど習い事をイメージできるイラストのほか、教室名やロゴを入れると教室のPRにもつながります。
説明会や展示会などの企業イベントで来場者に配布する場合は、イベント名や企業名、商品・サービス名が目立つようにロゴや文字の配置を工夫しましょう。人目を引くデザインであれば販促効果も抜群ですし、「持ち歩きたい」と思ってもらえるようなおしゃれなバッグであれば、企業のイメージアップも期待できます。
記念品として作る場合は、記念日や名前、メッセージなどを入れておくと、ずっと思い出に残るのでおすすめです。またプレゼント用であれば、贈る相手をイメージしたオリジナルのデザインにすると、渡したときにもきっと喜んでもらえるでしょう。
サイズ・形・素材
形や大きさを決めるときは、入れるものや使用する人に合わせたものを選ぶことが大切です。具体的には次のようなポイントがあります。
- 大きさ
- 持ち手の長さ
- 形(縦長か横長か)
- マチの有無
例えば子ども向けのレッスンバッグには、横長で、引きずる心配のない持ち手の短いバッグがおすすめです。一方、クラブ活動のウェアや大量のグッズなどを入れたい場合は、マチ付きで大容量のものが適しています。
また、素材も合わせて考えましょう。トートバッグで使われる素材には、コットンやポリエステルなどがあります。それぞれの特徴を表にまとめたので、参考にしてください。
コットン | ・平織で織られた薄手の生地 ・軽くて比較的安価に作れる ・コットンの種類によって特徴が異なる ・シーチングなどの薄手な生地はサブバッグ向きである |
---|---|
キャンバス | ・平織で作られた厚手の布で、コットンやリネンなどを編み込んでいる ・丈夫で、トートバッグによく用いられる |
ポリエステル | ・折りたたみしやすい生地で、しわになりにくい ・エコバッグやサブバックに使いやすい |
ナイロン | ・合成繊維を用いていることから、耐久性があり軽い ・旅行バッグやアウトドア、野外活動用のトートバッグに向いている |
オリジナルトートバッグのデザインアイデア
ここでは、オリジナルトートバッグのデザインアイデアを解説します。
手書きイラスト
手書きイラストは、記念品や子どもが使うトートバッグにおすすめです。
手書きのイラストやメッセージを入れると、温かみのある、世界に1つだけのオリジナルデザインができあがります。
チームメンバー共通の思い出をイラストにしたり、大切にしている言葉などを入れたりなど、アイデア次第でデザインの自由度が高いのも手書きのメリットです。
また、子どもが描いた絵や文字を入れるのもおすすめです。子どもならではのつたない絵や文字をトートバッグという形に残しておくことで、成長の記録にもなるでしょう。
写真
写真は、普段使いのトートバッグや記念品におすすめです。
子どもやペット、旅行先で訪れた風景など、お気に入りの写真を持ち歩くことができるので、通勤・通学や日々のお買物、散歩などが楽しくなります。母の日や父の日のプレゼントにしても喜ばれるでしょう。
また記念品にする場合は、チームの集合写真や顔がわかる写真などがあると、思い出の品としても楽しめますよ。
スタンプ
布にスタンプを押して作るデザインは、あらゆる用途におすすめです。
スタンプは市販品でもよいですし、自分で作ることもできます。自分でスタンプを作る場合は、消しゴムハンコのキットを用意すれば簡単に始められますよ。なお、スタンプ台は布用を使用してください。
好きな形に彫るのは難しいかもしれませんが、手作りの醍醐味を味わえます。また、三角形や四角形などに切り出せば、幾何学模様を作ることもできます。
子どもと一緒に、楽しみながらスタンプを押すのもよいでしょう。
オリジナルトートバッグのデザイン事例
ここでは、オリジナルトートバッグのデザイン事例を紹介します。
刺繍のワッペンを付けたトートバッグです。黒地にカラフルなワッペンが映えますよね。
こちらも刺繍ワッペンのトートバッグですが、複数のワッペンがランダムに貼り付けてあります。
こちらは直接トートバッグに刺繍を施したデザインです。文字のみですが、文字内に模様が入りシンプルでおしゃれなデザインになっています。
クリームソーダの写真がプリントされています。色合いもきれいですが、水滴まで鮮明にプリントされていて美しいデザインですね。
生成りの生地に、黒い文字で推しの名前や誕生日、ファンネームなどが書いてあります。推しの情報をすべて英字にすると、スタイリッシュなデザインに仕上がりますね。
スタンプのトートバッグです。神社をめぐってスタンプを押し、トートバッグを完成させるといったものです。ご利益がありそうなデザインですね。
こちらもスタンプのデザインです。もとからプリントされているデザインに重ねてスタンプを押していて、リンゴに座っているように見えます。
こちらは、手書きイラストのデザインです。手書きの柔らかい雰囲気が出ていますし、可愛らしいイラストも相まって和みますね。
こちらのデザインは、シルクスクリーンを使ったものです。シルクスクリーンの版から作成したそうで、レベルの高いトートバッグです。
オリジナルトートバッグのデザイン作成方法
オリジナルトートバッグの、デザイン作成方法を解説します。
手書きなどで自作する
まずは、直接トートバッグに手書きで絵を描いたり、スタンプを押したりするなどして自分で作成する方法です。
布用の画材とトートバッグがあれば、すぐに始められます。布用の画材には、クレヨン・マーカーペン・絵の具などがあり、文具店や手芸品店、インターネットからも購入が可能です。
手書きでの自作には、好きな箇所に自由に描ける、製作途中の工程も楽しめるなどのメリットがあります。子どもと一緒に楽しむのもよいでしょう。
一方で、洗濯によって色落ちしやすい点や、場合によってはクオリティーが劣ってしまう点がデメリットとして挙げられます。
また、コットン素材であればインクの吸い込みも程よく、にじむ可能性は少ないです。一方、ポリエステル素材の場合はインクの吸い込みが速すぎて、にじんでしまう可能性があります。自作するときは、手書きに適さない素材もあることを把握しておきましょう。
デザイン作成アプリを活用する
次に、デザイン作成アプリを活用する方法です。ユニクロが提供する「UTme!」や「Canva」など、デザインやオリジナルグッズを作れるアプリは数多くあります。自分に合ったものを探してみましょう。
「UTme!」の場合は、スマホやパソコン内に保存されているデータをアップロードするだけで、簡単にデザインを作ることができます。
「Canva」などのデザイン作成アプリの場合も、テンプレートに沿って画像や写真を配置してくだけで、簡単にデザイン作成ができるようになっています。
デザイン作成アプリを利用するメリットは、簡単な操作で本格的なデザインを作成できることです。手書きする自信はないものの、自分でデザインを作成してみたい人におすすめですよ。
ただし、サービスによってデザインの審査があることや、無料で使えるツールに制限があるため、デザインの自由度が下がってしまう点には注意が必要です。
デザイン作成からトートバッグ製作まで事業者に依頼する
最後に、デザイン作成からトートバッグ製作までを事業者に依頼する方法です。事業者に依頼する場合は、次の2つのパターンがあります。
- デザインを自分で準備する
- デザイン作成から依頼する
デザインを自分で準備する場合は、デザインツールを使います。IllustratorやPhotoshopなどの専門的なソフトもありますが、デザイン初心者には無料で使えるテンプレートが揃った「Canva」などがおすすめです。自作したデザインを事業者に提出して依頼しましょう。
デザイン作成から事業者に依頼する場合は、デザインイメージのラフ画やイメージ画を渡して、デザインを作成してもらいます。仕上がりイメージや細部の要望を伝えると、デザイナーが調整してくれるので、理想のトートバッグに仕上がりますよ。
事業者に依頼する一番のメリットは、高品質であること。プロに任せられるので、プリントや刺繍などの加工に関する不安はほぼありません。デザイン面においても、専属のデザイナーがしっかりと意見を聞き取り、形にしてくれるでしょう。
参考:オリジナルトートバッグを作成する費用を安く済ませるコツ
オリジナルトートバッグの作成費用を安く済ませるには、次のようなコツがあります。
- まとまった数を注文する
- 早割のサービスを利用する
- 送料無料の事業者を選ぶ
事業者に依頼する場合は、多くの枚数をまとめて注文したり、納期まで余裕をもって注文する「早割」のサービスを利用したりすることで、割引が適用される場合があります。
枚数が増えれば増えるほどお得になる事業者もあるため、発注する前にそのようなサービスがあるかを確認しましょう。また、一定の金額を超えると送料無料になる場合もあるので、合わせてチェックしてくださいね。
「watasiino!!」ならデザイン作成からワンストップでプロに任せられる◎
オリジナルのトートバッグ作成なら、専門の事業者に依頼するのがおすすめです。
「watasiino!!」では、デザインから丸投げOK。注文からワンストップで製作可能なので、注文したらあとは届くのを待つだけです。
簡単な手書きのデザインイメージや写真があれば、専門のデザイナーがクオリティーの高いデザインを作成します。
刺繍加工も得意なため、刺繍デザインや刺繍ワッペンの作成も可能。高級感のあるデザインを作ることもできますよ。
また、小ロットでの依頼も可能。少ない枚数から発注できるので、個人利用のご注文も歓迎しております。
高品質なオリジナルトートバッグを作るなら、創業20年の実績をもつ「watasiino!!」に、ぜひご依頼くださいね。