トートバッグに、手軽にオリジナルの写真やイラストをプリントできたらうれしいですよね。
今回は、トートバッグにプリントする方法として、「アイロンシート」や「シルクスクリーン」の特徴やメリット・デメリットを解説します。
プリントの手順もご紹介しているので、オリジナルトートバッグを作りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
トートバッグのプリントは自作できる?
トートバッグのプリントは自作可能です。方法はアイロンシートとシルクスクリーンの2通りです。
以下の表に、アイロンシートとシルクスクリーンの違いをまとめました。
対応可能な布の種類 | 耐久性 | 難易度 | 仕上がりの美しさ | |
---|---|---|---|---|
アイロンシート | 綿、または綿とポリエステル混紡(綿50%以上)で布地の色は白または淡色のもの | 摩擦や洗濯でひび割れする可能性がある | 自宅で簡単にできる | 業者のような品質にはならない |
シルクスクリーン | 綿、ポリエステルなどのあらゆる布に対応可能 | 色あせしにくく、簡単には剥がれない | 手間がかかるため自宅では難しい | 技術はいるが、比較的きれいにできる |
ここからは、アイロンシートとシルクスクリーンのそれぞれの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。
アイロンシート(転写シート)
アイロンシートは、アイロンの熱でトートバッグにデザインを転写させて使います。シートは100均でも手に入り、安価に作成できることがメリットです。
また、アイロンやプリンターなど自宅にあるもので手軽にプリントができるため、個人でもすぐに始められるという手軽さがあります。しかし、転写する生地によっては圧着できなかったり、剝がれやすかったりするといったデメリットもあります。
シルクスクリーン
シルクスクリーンは、細かい網目状の版にインクを乗せて1色ずつプリントする方法です。穴の部分から生地にインクを乗せてプリントするため、色の数だけ版が必要になり、デザインの色数によって必要な版数が異なります。
アイロンプリントに比べて発色が良く、蛍光色などの特殊な色も表現できるため、こだわって作りたい場合におすすめの方法です。
また、印刷の耐久性に優れていて長持ちしやすいのも嬉しいポイント。一方で、繊細なデザインの表現は難しかったり、1色ごとに版を用意する必要があるため版代がかかったりするなどのデメリットもあります。
アイロンシートに比べて費用はかかりますが、大量に作る場合にはコストを抑えることができます。
アイロンシート(転写シート)で、トートバッグに自分でプリントするやり方
ここからは、アイロンシートで自分でトートバッグにプリントする方法をご紹介します。
ただし、コンビニのプリンターではアイロンシートへの印刷はできないことが多いため、自宅にプリンターがない場合はほかの方法を考えなくてはなりません。
必要な道具は以下の通りです。
- アイロンシート
- アイロン
- はさみ
- トートバッグ
- インクジェットプリンター
- パソコンまたはスマホアプリ(デザイン作成のため)
これらの道具を用いた、具体的なプリント手順を紹介します。
デザインを用意する
まず、トートバッグにプリントするデザインを用意します。デザインはパソコンやスマホアプリの画像編集ソフトなどを使って作成しましょう。
デザインを作成したら、プリンターを使ってデザインをアイロンシートに印刷します。なお、トートバッグにはデザインの面を向けてアイロンするので、ここでは左右反転でプリントする必要があります。
そして、はさみを使ってプリントに必要なデザインの部分だけを切り抜きます。このとき、5ミリ程度余白を残しておきます。
アイロンで圧着する
次に、アイロンシートをアイロンでトートバッグに圧着します。
トートバッグだけアイロンをかけてシワを伸ばしたら、トートバッグの上にアイロンシートを裏返しに(デザインの面を向けて)乗せ、アイロンで圧着します。このとき、体重をかけて押さえつけるようにゆっくりとアイロンをかけましょう。スチームアイロンであっても、スチームは使わずに熱のみでアイロンをかけます。
また、アイロンシートによって圧着時間が異なります。説明書をよく読み、一定時間以上アイロンを当て続けないように注意しましょう。シートが冷めたら、台紙を丁寧に剝がして、プリントできているか確認します。
仕上げシートをアイロンする
最後に、アイロンシートに付属している「仕上げシート」をデザイン面の上に乗せてアイロンをかけます。アイロンをかけたら、冷めるまで待ってシートを剝がして完成です。
完成後は洗濯も可能ですが、無理やり伸ばしたり強く引っ張ったりするとプリント部分がひび割れしてしまう恐れがあるため、扱いには注意しましょう。
シルクスクリーンで、トートバッグに自分でプリントするやり方
シルクスクリーンはアイロンプリントと比べると難易度が高くなりますが、きれいに仕上がるためクオリティーにこだわりたい場合に向いています。
必要な道具は以下の通りです。
- リメイクシート
- 木枠のコルクボード
- タッカー
- スクレーパー
- シルクスクリーン用メッシュシート
- アクリル絵の具
- シルクスクリーンメディウム糊
- 爪楊枝・綿棒
- アイロン
上記の道具は100均などでも手に入ります。これらの道具を用いた、具体的なプリント手順を紹介します。
版を作成する
デザインを用意したら、プリントするための版を作成します。用意したリメイクシートにデザインを描き写し、カッターでくり抜きます。このとき、くり抜くデザインを色別で分けておき、色の数だけリメイクシートを作成しておきましょう。
そして、木枠のコルクボードに、メッシュ(網)をタッカーで張り、その上からリメイクシートを隙間ができないように貼ります。
ご覧の通り、版を作る作業はDIYや工作に慣れていない方だと難易度が高く、失敗するリスクも少なくありません。初心者が行うには大変な作業だといえるでしょう。
シルクスクリーンをプリントする
次に、シルクスクリーンをプリントしていきます。
まず、アクリル絵の具とシルクスクリーンメディウムを1:1の割合で混ぜます。
全色分混ぜ終わったら、トートバッグの上に版を置き、デザインの上のほうにデザインの横幅の長さ分インクを乗せて、スクレーパーで上から下へ、デザイン全体にインクを伸ばしましょう。インクのムラや擦れなどがないかを確認して仕上げます。
シルクスクリーンでは、失敗してしまったらやり直しがききません。念のためトートバッグを複数枚用意しておくとよいでしょう。1色目が完成したら、この作業を全色分繰り返していきましょう。
乾かして仕上げる
全色分の作業が終わったら、インクを乾かして仕上げていきます。シルクスクリーンのインクは乾きづらいですが、ドライヤーを使用することで素早く乾かすことができます。
インクがしっかり乾いたら、アイロンを当てて生地とインクを定着させます。生地を傷めないように当て布をするとよいでしょう。
アイロンでしっかりとインクが定着したら完成です。
シルクスクリーンは好きなデザインを高いクオリティーでプリントできますが、繊細な表現は難しく、自宅で行うには難易度が高い方法です。手っ取り早く作成したい場合は業者に依頼するなど外注することをおすすめします。
トートバッグのオリジナルプリントは外注もおすすめ!
自宅にプリンターがない方や作業に慣れていない方にとって、自分でトートバッグにプリントするのは、難易度が高いことです。それが難しい場合は、印刷専門の業者に依頼する方法がおすすめです。
具体的なメリットは、以下の通りです。
手間がかからない
自作の場合は、プリント作業だけでなくデザインの作成や道具の用意など、さまざまな工程があり、完成までに時間がかかります。しかし、業者に依頼すれば、早く、楽にオリジナルプリントの製作が可能です。
クオリティーが高い
業者にはそれまで培ったノウハウがあるため、自宅でプリントするよりもはるかに高いクオリティーが期待できます。
素材に合わせたインクや道具を使い、デザインに適したプリント方法で耐久性に優れた仕上がりにしてくれるでしょう。
また、業者によっては、自分で描いたラフ画を元に本格的なデザインを描き起こしてくれるなど、デザイン面でのサポートも充実しています。そのため、デザインを考えるのが苦手な方にもおすすめです。
大量生産ができる
専門業者に依頼することで、オリジナルプリントのトートバッグの大量生産がしやすくなります。そのため、イベントで同じプリントデザインのトートバッグが必要な場合や、家族や友人とお揃いのトートバッグが欲しい場合には重宝します。
また、大量生産すると1枚当たりの費用が安くなるため、コスト面から考えてもお得です。
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トートバッグのプリントは好きなデザインをプリントできますが、自分で行うとなると難易度が高く失敗するリスクもあるため、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
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シルクスクリーン印刷を中心に、創業から20年の豊富な経験と実績を持っているため、高品質なプリントデザインのトートバッグの作成が可能です。また、小ロットから注文OKで1枚から依頼できるため安く済むなど、嬉しいメリットがたくさんあります。
オリジナルプリントを検討している方は、ぜひ一度watasiino!!を試してみてはいかがでしょうか。