「オリジナルキャップを作りたいけれど、どうやってプリントするの?」
「業者に依頼したら費用はどれくらい?」
「そもそも自作はできるのだろうか」
オリジナルのキャップを作りたいと思い立ったとき、このような疑問が浮かぶのではないでしょうか。
好みのデザインをプリントしたキャップは、世界でひとつだけの特別なキャップになります。せっかく作るなら、クオリティの高い理想のキャップにしたいですよね。
そこで本記事では、キャップのプリント方法や自作が可能かについて解説します。
デザインを考える際のポイントも紹介しますので、オリジナルキャップを作りたい方はぜひご一読ください。
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キャップへのオリジナルプリントは自分でもできる?
キャップへのプリントは自分でもできます。その場合は、アイロンで転写する「アイロンシート」が便利です。
アイロンシートは「ラバーシート」「熱転写シート」などとも呼ばれ、100円ショップでも購入できますよ。
アイロンシートを用いて、キャップにプリントする手順は以下のとおりです。
- デザインを作成する(Illustrator、figma、Canvaなどを使用)
- アイロンプリントシートに印刷する
- 印刷したシートを切り抜く
- アイロンで圧着する
- シートが冷めたらゆっくり剥がす
- 付属の仕上げシートで再びアイロンをかける
なお、アイロンシートによっては左右反転が必要になります。手持ちの紙などに試し刷りをしてから、プリントしてくださいね。
また、アイロンシートは生地との相性があります。
アイロンシートに適する生地は、次のとおりです。
- 綿
- 綿が50%以上の混紡
レーヨンやポリエステルは熱に弱いため、アイロンシートに向きません。特にメッシュキャップはポリエステル素材が多いので、避けたほうがよいでしょう。
また、曲面の多いキャップはアイロン台に置けず、うまくアイロン転写ができない場合があります。その場合は、キャップの中にタオルを詰め込み土台を作ると、アイロンをあてやすくなりますよ。
とはいえ、曲面にきれいに転写するのは、なかなか難しいのが現実です。クオリティを求めるなら、業者の利用をおすすめします。
キャップへのプリント加工の種類
業者に依頼する場合、キャップへのプリント加工には主に以下の2種類があります。
- 転写プリント
- シルクスクリーン
それぞれのプリント加工について、詳しく解説します。
転写プリント
専用の転写シートにデザインをプリントし、高圧熱プレス機で圧着する方法です。
転写プリントは、綿以外の生地にも印刷が可能で、写真などの細かい表現やグラデーションを得意とします。
近年は、DTFプリントと呼ばれる転写プリント技術もあり、鮮やかなフルカラーなど、さらに細かいデザインにも対応できるようになりました。
従来の転写プリントでつくこともあった白いフチも、DTFプリントならつきません。
また、生地の色や素材を選ばないため、あらゆるキャップに対応できますし、製版も不要です。少数から依頼しやすいプリント方法といえます。
シルクスクリーン
シルクスクリーンは、1色ずつ色を重ねるプリント方法で、使用する色の数だけ版を作成します。そのため、キャップ1点のみの依頼でも製版の工程が必要です。
ただし、製版は一定期間保存されるため、同じデザインでキャップ以外のアイテムを作ることもできます。
また、作れば作るほど1枚あたりの単価が下がるので、30枚以上プリントする場合に、おすすめの方法です。
転写プリント同様、生地の色や素材を選ばないため、さまざまなキャップに対応できますし、耐久性に優れるというメリットもあります。
特に、単色プリントやロゴのデザインに、おすすめですよ。
プリントができないキャップもある?
ところで、プリントができないキャップもあるのでしょうか。
プリントが難しいとされるのは、ファーやレザーなど素材が特殊なキャップです。綿やポリエステルのような一般的な素材であれば、ほとんどはプリント可能です。
しかし、プリント可能なキャップであっても、プリントを施せない箇所があります。
プリントが可能なキャップ、難しいキャップについて詳しく見ていきましょう。
プリントが可能なキャップやその特徴
一般的に販売されている綿やポリエステルのキャップは、プリントが可能と考えてよいでしょう。
中でも、メッシュキャップ(メッシュ部分以外)、ベースボールキャップ、ジェットキャップなどはプリントしやすいキャップです。
縫い目の少ないキャップであれば、プリント箇所を限定されることなくデザインできます。
プリントが難しいキャップやその特徴
プリントが難しいのは、キャップそのものというより、プリント箇所によるケースがほとんどです。
業者にもよりますが、以下の箇所はプリントが難しいとされています。
- キャップのメッシュ部分
- ツバの部分
- 縫い目をまたぐ部分
メッシュやツバなど特殊な部分はプリントが難しく、縫い目をまたぐデザインは、縫い目の凹凸により転写がうまくいかないことがあります。
縫い目を避けるデザインを提案されるケースもあるので、デザインを考える際の参考にしてくださいね。
プリントが難しい場合は刺繍もあり◎
プリントが難しい場合は、刺繍にするという方法もあります。
ただし、キャップへの刺繍は難易度が高く、専用のミシンが必要です。手縫いでもできますが、自分で施す刺繍は手作り感から抜け出せないだけでなく、時間も労力もかかります。
そういったことを考慮すると、刺繍加工は業者への依頼がベストでしょう。
キャップにプリントするデザインを考えるときのポイント
キャップにプリントするデザインを考えるときは、以下3つのポイントを押さえながら進めましょう。
- デザインの種類を決める
- プリントしたい位置を考慮する
- プリントしたいデザインのサイズを決める
デザインの種類、位置、サイズについて詳しく解説します。
デザインの種類を決める
まずは、デザインの種類を決めます。一般的なデザインの種類は、以下のとおりです。
- 写真
- イラスト
- 文字
写真デザインは、子どもの写真を使って記念品にしたり、ペットの写真でお気に入りグッズにしたりというケースがあります。好きな景色なども、よいですね。
イラストデザインは、自作もできれば、デザイナーに依頼して制作してもらうこともできます。手描きのイラストをデザインにするのもユニークです。
文字であれば、好きな言葉やオリジナルのロゴなどもよいですし、会社名やイベント名をプリントすれば、販促品としても利用できますよ。
文字は、写真やイラストと組み合わせてデザインすることも可能です。
キャップの色との相性もあるので、デザインに迷ったら業者に相談してみることも、ひとつの方法です。
プリントしたい位置を考慮する
デザインとあわせて、プリントしたい位置を考えましょう。
一般的にプリント可能な箇所は、次のとおりです。
- フロント(正面)
- サイド
- バック
フロントは、いちばん目に留まりやすく、印象に残る箇所です。デザインを主張したい場合は、迷わずフロントを選びましょう。
サイドとバックは控えめな印象がありますが、ワンポイントにもなり、おしゃれです。サイドとバックなど、複数の箇所にデザインを入れると、より個性が出ますよね。
縫い目をまたぐとプリントが難しくなる場合があるので、キャップの形を考慮して位置を考えましょう。
プリントしたいデザインのサイズを決める
最後に、プリントしたいデザインのサイズを決めます。
デザインを入れる位置によって、最大のサイズが決められており、一般的には次のようになります。
フロント | 縦5㎝×横11㎝・縦5㎝×横5㎝ |
---|---|
サイド | 縦3㎝×横5㎝ |
バック | 縦3㎝×横5㎝ |
あくまでも目安なので、サイズについては事前に確認しましょう。
キャップのデザインはアプリでも作れる!
キャップのデザインは、アプリで作ることもできます。無料のもので、デザイン制作未経験の人でもかんたんに作れるのでおすすめですよ。
無料のデザイン作成アプリは、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
オリジナルキャップのプリントにかかる費用はどれくらい?
さて、オリジナルキャップのプリントにかかる費用は、どれくらいでしょうか。業者に依頼する場合の相場を調べてみました。
基本的には、「プリント代+商品代」にデザイン料や送料などが追加される仕組みです。業者によっては、すべて込みのパック料金での提案となっています。
メッシュキャップの場合(※本体代+プリント1カ所+デザイン代+送料込み)
10~14枚 | 15~19枚 | 20~29枚 | 30~39枚 | 40~49枚 | 50~99枚 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1個あたり | 1,200円~ | 1,100円~ | 980円~ | 930円~ | 880円~ | 850円~ |
綿キャップの場合(※本体代+プリント1カ所+デザイン代+送料込み)
10~14枚 | 15~19枚 | 20~29枚 | 30~39枚 | 40~49枚 | 50~99枚 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1個あたり | 1,700円~ | 1,500円~ | 1,400円~ | 1,350円~ | 1,300円~ | 1,300円~ |
参考までに、刺繍加工の料金も調べてみました。
「刺しゅう」加工料金(※キャップの本体価格に追加されます)
加工最大サイズ | 追加料金(税別) | |
---|---|---|
キャップネーム刺繍 | 縦1.5cm × 横10cm | +400円前後/個 |
キャップ刺しゅう【小】 | 縦3cm × 横3cm | +400円前後/個 |
キャップ刺しゅう【中】 | 縦5cm × 横5cm | +600円前後/個 |
キャップ刺しゅう【大】 | 縦5cm × 横12cm | +1,100円前後/個 |
刺繍の加工料金も業者により異なりますし、刺繍の色数で料金が変動するケースもあります。詳細は、各社の見積もりを取って確認してくださいね。
オリジナルキャップへのプリント・刺繍はwatasiino!!がおすすめ◎
オリジナルキャップを作るポイントは、把握できたでしょうか?
もし業者に依頼するなら、プリントにも刺繍にも柔軟に対応できる「watasiino!!」がおすすめです。
watasiino!!では、簡単な手描きのデザインイメージや写真があれば、専門のデザイナーがクオリティの高いデザインを作成します。
最新技術の転写プリント「DTF」の導入により、鮮やかなフルカラープリントはもちろん、パントーン(色見本帳)にあるような特殊な色にも対応可能ですよ。
また、自社工場を持っているので、デザインからプリントまでワンストップ、注文から最短で翌々日出荷の短納期も可能です。
キャップのオリジナルプリントは、生地や形でプリントの位置、大きさが変わります。まずは一度、watasiino!!に相談くださいね。
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