せっかくオリジナルTシャツを作るなら、いい生地を選び、お気に入りの1着にしたいですよね。
Tシャツの生地には、機能性や肌触りなどが異なるさまざまな種類があり、品質のいい生地を選べば、長く愛用できます。
この記事では、オリジナルTシャツに使われる生地の種類や、製作時に押さえておくべきポイントを解説します。
印刷や刺繍を依頼する業者の選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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オリジナルTシャツによく使用される生地(素材)
オリジナルTシャツによく使われる生地は、大きく分けて以下の3種類です。
- 綿
- ポリエステル
- 混紡素材
それぞれの生地の特徴について紹介します。
綿
綿は、通気性に優れて肌触りがよく、コストも安いため、Tシャツではよく使われる素材です。
綿には、次のような特徴があります。
- 吸水力がある
- 肌触りがよい
- 毛玉ができにくい
- 乾きにくい
- シワになりやすい
綿には、3年以上、農薬や化学肥料を使うことなく栽培された「オーガニックコットン」と呼ばれる素材もあり、デリケートな肌質の方や赤ちゃんにおすすめです。
ポリエステル
ポリエステルは、通気性と速乾性に優れた素材なので、汗をかいてもべたつきにくく、さらっとした着心地を保てます。
ポリエステルの特徴は以下のとおりです。
- シワや型くずれの心配がない
- 害虫の被害を受けにくい
- UVカット機能がある
- 毛玉ができやすい
- 静電気が起きやすい
ポリエステル特有のザラつきがあるため、綿に比べると肌触りは少し劣りますが、通気性と速乾性に優れている点は、汗をかくシーンに最適です。
混紡素材
混紡素材は、綿やポリエステルなど複数の素材から作られる生地で、配合バランスによって、機能性や着心地が変わります。
綿が多ければ肌触りがよくなりますし、ポリエステルの割合が多ければ速乾性に優れたTシャツになります。
混紡の比率は、綿80%に対してポリエステル20%、ポリエステル55%で綿45%などさまざまです。機能性と着心地のどちらを優先するか、どのような用途で着用するか、検討して選ぶとよいでしょう。
混紡素材には、綿、ポリエステル、レーヨンを組み合わせた「トライブレンド素材」と呼ばれるハイブリッド素材もあります。
綿の肌触り、ポリエステルの通気性と速乾性、レーヨンの柔らかさなど各素材の「いいとこどり」をした生地で、着心地のよいTシャツが作れるでしょう。
参考 Tシャツに使われる高級な生地といえば何?
Tシャツに使われる高級な生地には、シルクやウール、高番手の超長綿などがあります。
超長綿は、繊維の長さが35mm以上ある非常に細い綿のことです。
一般的に綿は、綿花の繊維が長くなればなるほど細くなり、しなやかさと光沢が生まれます。世界でも限られた場所でしか栽培されていないため、とても貴重な綿です。名を知られている超長綿には、次のようなものがあります。
- カリブ海西インド諸島の5つの島でのみ栽培されるシーアイランドコットン(海島綿)
- インド原産のSUJATA(スジャータ)
- 海島綿とSUJATAを組み合わせたSUVIN GOLD(スビンゴールド)
- エジプトのギザコットン
- 中国の新疆綿(しんきょうめん)
- アメリカのスーピマコットン
おすすめはどれ?オリジナルTシャツの生地の選び方
Tシャツは、生地の厚さ(オンス)や生地の編み方でも風合いや着心地が変わります。
しかし、オンスや編み方には多数の種類があるため、選び方がよくわからない方も多いのではないでしょうか。
オンスや編み方の基本を解説しますので、生地選びの参考にしてください。
オンス(厚手か薄手か)
オンス(oz)は、生地の厚さを表す単位ですが、もともとはヤード・ポンド法で重量を表しました。
Tシャツは、アメリカを中心に普及した製品であることから、生地の厚さを表示する際にオンスが使われています。
Tシャツの場合、1オンスは、1ヤード四方が約28.35gの重量に相当しますが、これではよくわかりませんよね。
基本的にオンスは、以下のような区分になっています。
3〜4オンス | 非常に薄手。 価格が安いのでイベントや販促用に利用される。 |
---|---|
5〜7オンス | ヘビーウェイトに分類される。 厚手で耐久性があり、実用性が高い。 |
6オンス以上 | 上質でハイクラス。 程よい厚みがあり、使いやすい。 |
9〜13オンス | 非常に厚みがある。 スウェットやトレーナーに利用される。 |
透けにくく着用しやすいのは5.6オンスで、オリジナルTシャツを作る際にもおすすめの厚さです。
オンスのほかに、「番手」と呼ばれる糸の太さも生地に関係するので、簡単に解説しましょう。
もっとも太い糸が1番手で、番手の数が増えるほど細くなります。
細い糸を使うほど、目の詰まったしなやかな生地になるので、覚えておいてください。
編み方
生地の編み方でも、風合いは変わります。代表的な編み方は、次のとおりです。
《平織り》
縦糸と横糸を、1本ずつ交互に織るのが平織りです。特徴は、丈夫で摩擦に強いこと。薄手の生地によく使われます。
糸が交わる部分に隙間ができるので、通気性のよさが特徴です。そのため、夏向きの生地としてよく利用されます。
《綾織り》
綾織りは、糸の交差部分が斜めになるのが特徴で、「斜文織(しゃもんおり)」「ツイル」とも呼ばれています。
平織りと比べると密度が高く、厚みのある生地です。滑らかで伸縮性が高いため、デニム生地などにも利用されています。
《裏起毛》
平織りの変化形で、編むときに別の糸を添えて編みます。
生地の裏面が毛羽立っているのが特徴で、繊維の間に空気をため込める点が特徴です。
そのため保温性が高く、毛布のような柔らかい手触りで、パーカーやスウェットなどにも利用される生地です。
《裏毛》
裏起毛と同じ平織りの一種で、「パイル」とも呼ばれています。
表面は平織りですが、裏面は細い糸状の輪が並ぶ二重構造で、柔らかくて暖かい肌触りです。
裏起毛と同じように、パーカーやスウェットなどによく利用されます。
《天竺》
天竺編みは、もっとも基本的な平編みの一種といわれ、表と裏で編み目に大きな違いがあります。
薄くて軽く、横方向に伸縮しやすいというメリットもあるので、アンダーウェアなどにも利用される織り方です。
通気性や吸湿性にも優れているので、Tシャツには最適ですね。
《鹿の子》
鹿の子は、2種類の編み方(重ね編みと表編み)で作られる生地で、子鹿の皮に似ていることからこの呼び名がつきました。
通気性がよく清涼感があり、ポロシャツに使われることの多い生地です。
《ハニカムメッシュ》
ハニカムメッシュとは、表面に蜂の巣のような凹凸のある編み方をいいます。
多少の厚みは出ますが、メッシュ素材のため通気性はよく、さらっとした肌触りです。
吸水性と速乾性に優れた夏向けの素材で、Tシャツやポロシャツ、枕カバーや靴のインソールなどに幅広く利用されています。
《ポリエステルメッシュ》
ポリエステルのみを使ったメッシュ生地で、薄く軽く通気性に優れていることが特徴です。
べたつきのない軽い着心地は、汗をかくシーンにおすすめです。
生地がいいオリジナルTシャツには刺繍もできる?
オリジナルTシャツ作りでは、刺繍ももちろん可能です。刺繍が入ると高級感が出ますし、生地のよさも引き立ちますよ。
刺繍は、基本的にどんな生地でもできますが、適しているのは、次のような生地です。
- 布目が詰まった生地
- 程よい厚みのある生地
- 伸縮性の少ない生地
一般的な綿であればすべての条件をクリアできますが、中でもツイル生地には程よい厚みがあり、刺繍加工には適しているといえるでしょう。
薄い生地の場合は、刺繍の箇所がよれてしまったり、刺繍だけ浮いてしまったりすることもあるので、生地の厚さには注意してください。
刺繍ではなくプリントする場合も、印刷方法と生地の相性があります。あわせて確認しておきましょう。
まず印刷方法です。大きく分けると以下の3通りの方法があります。
- シルクプリント
- インクジェットプリント
- 昇華転写プリント
シルクプリントやインクジェットプリントは、基本的に生地を選びません。
生地にインクをのせてプリントするシルクプリントの場合は、プリント部分に若干厚みが出ます。
インクジェットプリントは、生地にインクを染み込ませるので、ゴワつきやはがれの心配もなく、生地のよさをそのまま活かせるでしょう。
なお、昇華転写プリントで印刷できるのは、ポリエステル生地のみなので、ご注意ください。
生地がいいオリジナルTシャツ作りのコツ
「生地がいいオリジナルTシャツが作りたい」と思ったときのコツをお伝えします。
- 1枚から作れる業者を選ぶ
- デザインから相談できる業者を選ぶ
- 刺繍や印刷技術が優れた業者を選ぶ
3つのコツについて具体的に解説します。
1枚から作れる業者を選ぶ
印刷会社によっては、最低注文枚数(最低ロット数)が設定されている商品もあり、1枚だけの発注ができない場合があります。
ヘビーウェイトやオーガニックコットンなどいい生地のTシャツは、1枚あたりの単価が600円〜1600円と、比較的高めです。
最低ロット数の設定は、販促用やイベント用であれば問題ありませんが、個人用として作りたい場合は、ネックになる可能性があります。
1枚から作れる業者を選べば、コストを抑えつつ厳選した生地でオリジナルTシャツを作ることが可能です。
デザインから相談できる業者を選ぶ
Tシャツ作りでは、生地だけでなくデザインも大事です。
ただ、デサインのイメージは決まっているけれど、具体的な案としてまとまらないことも、少なくありません。
そのようなとき、デザインから相談できる業者であれば、手描きのイメージ画を送るだけでデザインを仕上げてくれます。プロの力を借りれば、理想に近いTシャツが作れるでしょう。
刺繍や印刷技術が優れた業者を選ぶ
刺繍や印刷技術が優れた業者を選べば、生地のよさを活かしたTシャツに仕上がります。
業者のホームページには、仕上がり見本、対応できる加工方法などが掲載されていますし、場合によっては、実績も確認可能です。
「スポーツ系のTシャツが得意」「クラスTシャツが得意」など、アピールポイントを確認して、依頼する業者を絞り込んでいきましょう。
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watasiino!!は、すべてのTシャツメーカーに対応しているので、好みの生地を選ぶことができます。
また優れた印刷技術を持ち、シルク印刷や特殊な色のプリントにも対応可能です。
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高品質なオリジナルTシャツを作りたいと思ったら、ぜひwatasiino!!にお問い合わせくださいね。
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