ブランド商品は、おしゃれなものが多く、持っているだけで気分が上がりますよね。ただ、ブランド品は高額の商品も多く、買いたくても買えない……という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「高級ブランドを模したワッペンは作れるのか?」という疑問にお答えしつつ、ワッペンの制作方法について解説していきます。
おしゃれに見えるワッペンの付け方も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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高級ブランドを模したワッペンは自分でも作れる?
一般的に、高級ブランドを模したワッペンを自分で作ることは禁止されています。許可なく既存ブランドのロゴを使用することは、著作権の侵害になるからです。
ただし、例外的に著作物を自由に使ってもよいとされているケースがあります。それが「家庭内で仕事以外の目的」で利用する場合です。個人で家庭内で楽しむ範囲までは著作権の侵害にならないので、ブランドのロゴを模したワッペンを作成すること自体は問題ありません。
とはいえ、せっかくワッペンを作るのであれば、洋服やバッグなどに付けて外でも使いたいですよね。その場合は、ブランドロゴの雰囲気を壊さない程度に、ブランドロゴをアレンジしたワッペンを作るのがおすすめです。
ブランドロゴの雰囲気を壊さない程度にといっても、明らかにブランドロゴとは異なるのがわかる程度のアレンジは必要です。
そもそもブランドワッペンは違法?
既存ブランドのデザインを無断で利用することは、著作権の侵害にあたり、違法とされています。
ただし、著作権法にある「私的使用のための複製(第30条)」によると、“家庭内で仕事以外の目的のために使用するために、著作物を複製することができる。”とされています。つまり、あくまで「自分用」に「家庭内」で利用する範囲であれば、ブランドワッペンを作っても違法にはなりません。
例えば、個人で楽しむ目的で作ったとしても、それを第三者に販売するなどの行為があった場合、著作権の侵害になります。
(参考:著作権テキスト-令和6年度版-|文化庁)
高級ブランドを模したワッペンの作成手順
ここからは、前章で説明した著作権に注意した上で、ブランドロゴのワッペンを作りたい方向けに、制作方法を紹介していきます。
作成手順は以下の通り。
- ブランドを決める
- サイズや加工方法を決める
- デザインを決める
- 発注する
それぞれの工程について、詳しく解説していきますね。
ブランドを決める
まずは、デザインのベースとなるブランドを決定します。お気に入りのブランドがある方はすぐに決まるかもしれませんが、多くのブランドから選ぶのは悩みますよね。
以下にカテゴリー別に人気ブランドを挙げているので、悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
- アパレルブランド:モンクレール
- アウトドアブランド:ノースフェイス、パタゴニア
- スポーツブランド:シュプリーム
- ハイブランド:シャネル
サイズや加工方法を決める
次にサイズと加工方法を決めていきます。サイズを検討する際には、まず「ワッペンを何に付けるか」を決めると検討しやすいです。
また、ワッペンを縫い付ける位置によっても適切なサイズが異なるため、ワッペンの縫い付け位置もイメージしておくとよいでしょう。
ただし、あまりに小さすぎるワッペンは、デザインが潰れてしまう可能性があるので、ある程度の大きさは必要です。
加工方法については、業者によって対応できる加工方法が異なりますが、刺繍・プリント・熱転写などの方法があります。それぞれの加工方法の特徴は、以下の通りです。
加工方法 | 特徴 |
---|---|
刺繍 | ・高級感のある仕上がりになる ・細かすぎるデザインは表現が難しい ・洗濯で色落ちしづらい ・ほかの加工方法と比較して値段は高め |
プリント | ・刺繍では難しい細かいデザインも表現できる ・フルカラープリントができて、特殊カラーも対応可 |
熱転写 | ・本体生地の影響を受けないため、プリントの発色が良い ・ポリエステルなど、化学繊維の生地に限られる ・コストを抑えることができる |
刺繍ワッペンの場合、デザインに沿って、ワッペンを形取る「切り抜き加工」という加工方法があります。見た目の好みや表現したいデザイン、予算に合わせて加工方法を選びましょう。
デザインを決める
最後にデザインを作成していきます。繰り返しになりますが、既存ブランドのロゴを参考にする場合、著作権の侵害にならないように注意しましょう。
ブランドワッペンのデザインとしては、ブランド名をローマ字で表記する、ブランドの象徴的なデザインを取り入れる、またそれらのデザインとオリジナルデザインを組み合わせるなど、さまざまなデザインが考えられます。
デザインは、アプリなどを利用して自分で作成するか、業者に依頼して作成するか選べます。業者によっては、プロのデザイナーがデザインを作成してくれるので、よりクオリティーの高いデザインに仕上がりますよ。
発注する
サイズ・加工方法・デザインが決まれば、業者に発注できますが、必ず発注前に見積もりを確認するようにしましょう。
同じ仕上がりが期待できるのであれば、少しでも価格を抑えられた方がうれしいですよね。業者によっては、ワッペン本体の値段だけでなく、送料がかかることもあります。また、納期もそれぞれ異なるので、事前に条件を確認しておくと安心です。
人気の高級ブランドワッペンの事例
ここからは、高級ブランドワッペンの制作事例を紹介していきます。ワッペンを縫い付けるおすすめの位置についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
アウトドアブランド『パタゴニア』のロゴを模したワッペンで、ブランド名の部分を個人の名前に変更したデザインです。
無地の手提げや巾着袋にワンポイントでワッペンを付けると、小さめサイズのワッペンでも目立って、センスのよさを感じさせてくれますよ。
アウトドアブランド『ノースフェイス』風のロゴワッペンを、ダウンに付けた事例です。
洋服は胸元にワッペンを付けると、目に留まりやすくロゴが目立って見えるため、洋服の印象を変えてくれますよ。
ストリートブランド『シュプリーム』のロゴワッペンを、ニット帽に付けてカスタマイズした事例です。
帽子は、市販商品でも前面に大きめのロゴを入れているデザインが多くあります。小さいワッペンだと目立ちにくいので、帽子にワッペンを付けたい場合は大きめのワッペンにすることをおすすめします。
高級ブランド『シャネル』のロゴを模したワッペンで、スパンコールなどを追加してアレンジしています。
大きめのワッペンを洋服に付けると、より個性的でインパクトのある洋服を楽しめますよ。
どこにつける?ワッペンのおしゃれな付け方
ワッペンを作成したものの、どこに付ければよいか迷う方もいるはず。ワッペンを付けるアイテムや、ワッペンのサイズによって、おしゃれに見える付け方はそれぞれです。
ここからはワッペンと相性のよい人気アイテムと、おすすめの付け位置を紹介していきます。
- Tシャツなどの服
- タオル
- トートバッグ・スクールバッグ
上記のアイテムごとに紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
Tシャツなどの服
洋服にワッペンを付ける場合は、胸元に縫い付けるのが定番です。有名ブランドのTシャツでも胸元にブランドロゴのワッペンが付いていたり、プリントされていたりする商品が多いですよね。
特にシンプルな無地のTシャツにワンポイントでデザインが入っている商品は人気です。
また、半袖であれば上腕付近、長袖であれば手首あたりにワッペンを付けるのもおすすめです。ダウンなどのアウターは上腕付近にワッペンが付いている商品も多いですね。
タオル
タオルハンカチなどのタオル類も、ワンポイントでブランドロゴが入っているケースが多いです。Tシャツ同様、タオルはシンプルな無地のものが多いため、ワンポイントでワッペンを付けると、ぐっとおしゃれになります。
注意点として、タオルハンカチの場合はワッペンのサイズが大きいと、手を拭ける範囲が狭くなるため、使いづらくなるかもしれません。また、洗濯頻度が高いタオルは、プリントのワッペンよりも洗濯しても色落ちしづらい刺繍ワッペンが適しています。
トートバッグ・スクールバッグ
トートバッグやスクールバッグへのワッペンの付け方はさまざまです。さりげなくワンポイントで付ける方法や、バッグの真ん中に目立つように付ける方法もおすすめです。
市販の商品でもよく見かけますが、バッグ全体に複数個ワッペンを付けると、個性的で目立つデザインのバッグになりますよ。用途や見せたいイメージに合わせて付け方を選ぶとよいでしょう。
ちなみにワッペンの縫い付け方は?
ワッペンの付け方には、手縫いやミシンで縫い付ける方法のほかに、接着剤で付ける方法があります。簡単なのはアイロンを使って接着剤で付ける方法ですが、タオルなど洗濯頻度が高いものにワッペンを付ける場合は、手縫いまたはミシンでの縫い付けがおすすめです。
アイロンの熱でワッペン背面の接着剤を溶かして取り付ける場合は、アイロンの熱でワッペンの表面が溶けないように、必ず当て布を使用しましょう。
手縫いの方法には、まつり縫いやバックステッチ、なみ縫いなどの縫い方があります。なかでも、なみ縫いは一番簡単な縫い方ですが、比較的取れやすいので、付けるものや洗濯頻度によっては注意が必要です。
手縫いでは難しい、厚めのワッペンを縫い付ける場合は、ミシンを使いましょう。初めは難しく感じるかもしれませんが、慣れれば手縫いよりも短時間できれいに縫い付けることができますよ。
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刺繍以外にもフルカラープリントや熱転写などの加工方法が選べるため、デザインや予算に合わせて最適な加工方法を選べます。
また、写真や手書きなどの簡単なデザインイメージがあれば、プロのデザイナーがデザインを作成することも可能です。
初めてのワッペン制作は、自分で作ろうとするとうまくできなかったり、必要な道具を揃えるところから始めたりなど、大変なことが多いです。手軽かつ、ハイクオリティーなワッペン製作を希望の方は、ぜひwatasiino!!にご相談くださいね。
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