仕事で着用する作業着に、社名や会社のロゴマークなど刺繍加工をしたいと考える方もいるのではないでしょうか。
社名やロゴマークが入った作業着で仕事ができたら、気合いが入って良いですよね。
しかし刺繍加工を依頼するにも、持ち込みでの依頼は可能なのか、デザインや加工位置はどのように決めれば良いのかなど、悩んでしまうこともあるかと思います。
本記事では、持ち込んだ作業着でも刺繍加工が可能なのか、あわせて刺繍加工する際のポイントなどを解説します。
刺繍を入れる位置や書体、ロゴなどのデザイン案も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
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持ち込みの作業着にオリジナルの刺繍を施すのは可能?
持ち込みの作業着にも、オリジナルの刺繍を施すことができます。ただし、すべての業者が対応しているというわけではありません。
作業着を持ち込んで刺繡を依頼したい場合は、次のことを確認しましょう。
- 持ち込み対応が可能か
- 何枚から依頼できるか
- 配送に対応しているか
- 見積もりを出してくれるか
- 希望のデザインを施してもらえるか
業者の対応はさまざまで、持ち込み可能でも直接持参しなければならないケース、受け付けてくれるのは新品の作業着のみというケースもあります。
上記に挙げたポイントも含め、できるだけ要望に応えてくれる業者を探しましょう。
依頼する業者が決まったら、以下の流れで発注します。
- デザインを決める(ネーム、ロゴなど)
- 見積もりを依頼する
- 見積もりの金額や内容を確認する
- 支払いをして発注する
- 納品
業者により順序が異なる場合もありますが、一般的にはこのような流れです。
安心して依頼するためにも、不明な点や不安な点については、遠慮せずに問い合わせてください。
ワッペン刺繍と直(じか)刺繍の違いは?
刺繍の方法には、ワッペン刺繍と直刺繍の2パターンがあります。
「ワッペン刺繍」は、文字どおりワッペンに刺繍を施し、そのワッペンを生地に貼り付けて使用する方法です。
「直刺繍」は、生地に直接刺繍を施します。
それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ワッペン刺繍 | ・複雑な刺繍に対応できる ・刺繍糸が肌に触れずチクチクしない ・コストを抑えられる |
・くだけた雰囲気になりがち ・貼り付ける生地を選ぶ必要がある |
直刺繍 | ・高級感が出せる ・完全なオリジナルアイテムが作れる |
・刺繍しにくい生地や箇所がある |
ワッペン刺繍は大量発注向きで、複雑な刺繍にも対応できます。
直刺繍に比べてコストを抑えられること、刺繍が不要になったらはがせることもメリットです。
デメリットは、熱に弱いナイロンやアクリルには適さないこと。ただ、このデメリットは、アイロンで貼り付ける場合です。縫い付けるタイプやピンタイプであれば、ほとんどの生地に取り付けられますよ。
直刺繍は、少量の枚数で依頼したい場合、手持ちのアイテムにワンポイントで刺繍を入れたい場合に向いています。
また、いちからデザインできるので、完全なオリジナルアイテムが作れる点も、直刺繍の魅力です。
どんな作業着でも刺繍加工できる?
一般的な生地であれば、基本的にどんな作業着でも刺繍加工はできます。
- Tシャツ
- ポロシャツ
- ブルゾン
- 作業シャツ
- エプロン
- つなぎ服
- キャップ
- スクラブ白衣
上記は、刺繍加工できる作業着の一例です。
生地は、織りが均一で程よい厚みのある生地が適しています。特殊な生地でない限り刺繍加工は可能ですが、極端に薄い生地は、刺繍を施すと糸がつれたり、生地が破れたりする可能性があるため、不向きです。
ただ、作業着の生地が極端に薄いことはあまりないので、刺繍加工できると考えてよいでしょう。
参考までに、作業着によく使われる生地と特徴をまとめました。
生地 | 特徴 |
---|---|
ギャバジン | ・綿素材で防水加工が施されている ・スーツやコートにも使われる ・丈夫である |
ブロード | ・さまざまな素材がある(ブロードは織り方のひとつで目の詰まった平織りのこと) ・キメが細かく耐久性に優れる ・ワイシャツやエプロンにも使われる |
ツイル | ・さまざまな素材がある(ツイルは織り方のひとつで綾織りのこと) ・デニムやギャバジンもツイルの一種 ・肌触りが良く伸縮性に優れる |
どの生地も耐久性に優れ、しっかりしています。
作業着への刺繍デザインにはどのようなものがある?
さて、作業着への刺繍デザインにはどのようなものがあるのでしょうか。よく目にするデザインは、次の3パターンです。
- ネーム(名前)刺繍
- 社名の刺繍
- ロゴの刺繍
ネーム(名前)刺繍
「名入れ刺繍」ともいい、着用する人の名前を刺繍するデザインですね。
型の作成が不要なので低コストですし、小さい面積の刺繍デザインが多い点でも、コストを抑えることができます。
ただ、フォントは業者指定のものになるので、独自のフォントを利用したい場合は、一考が必要です。
社名の刺繍
会社名を刺繍するデザインです。
ネームと同じように文字だけなので、業者のフォントに限定される点はデメリットですが、型の作成が不要なため、低コストで刺繍できます。
ロゴの刺繍
ロゴ刺繍カテゴリーは、オリジナル刺繍です。
オリジナル刺繍なら、指定したロゴやイラストのデザインができ、大きさを選べるなど、自由度が増します。
その分、コストは上がりますが、会社のオリジナリティを出すことが可能です。
作業着に刺繍を入れるときのポイント
次に、作業着に刺繍を入れるときのポイントを確認しておきましょう。
- 位置
- 色
- 書体
この3点について、解説します。
位置
まずは、刺繍を入れる位置ですが、次の位置のいずれかに入れるのが一般的です。
- 右胸、左胸
- 右袖、左袖
- 背中の首下
- 背中
- 右肩甲骨、左肩甲骨
ネームや社名でよく目にするのは、左右どちらかの胸か袖でしょう。
特に、胸に入る刺繍は、向き合ったときに目に入るので、社名やネームを知ってもらいたいときにおすすめです。
業者によっては、少し斜めにしたりアーチ型にしたりといったアレンジもできます。アレンジについては、業者に相談してみてもよいでしょう。
色
刺繍糸の色は、ネームや社名の場合は単色、ロゴの場合は複数の色使いにするのが一般的です。
ネームや社名は、作業着と同化しない色で目立たせましょう。
例えば、ネイビーの作業着ならホワイトやイエロー、カーキの作業着なら金色やホワイトなど、対照的な色がおすすめです。
業者によっては、作業着の色に合わせて刺繍の色を提案をしてくれるサービスもあるので、積極的に利用してください。
たとえサービスがなくても、相談すれば、おすすめの色を提案してくれるはずです。
書体
書体は、作業着の雰囲気を決める重要なポイントでもあります。
業者によって対応できる書体は異なりますが、主な書体は次のとおりです。
- 楷書体
- ゴシック体
- 丸ゴシック体
- 行書体
- 明朝体
- 勘亭流
アルファベットは
- ゲタ文字
- ゴシック
- ドイツ文字
- 筆記体
などがあります。
あくまでも一例なので、希望の書体がある場合は、対応できるかどうか確認してくださいね。
なお、書体のシミュレーションができるサイトを用意している業者もあります。ぜひ活用して、完成イメージをつかみましょう。
作業着のおしゃれな刺繍加工の見本
ここからは、作業着に施した刺繍加工の実例を見ていきましょう。
左胸に社名の刺繍が入ったデザインです。発色の良いオレンジの刺繍が、目をひきます。
やはり左胸に、ロゴのようなデザイン刺繍が入っています。名前部分にはぼかしが入っていますが、横のワンポイントが、親しみやすさを感じさせてくれますよね。
こちらの作業着は、社名とロゴが刺繍されています。2種類の文字の大きさとロゴとのバランスがすてきです。
背中に大きめの刺繍が入ったデザインです。シンプルな文字列、同色系でまとめた生地の色と刺繍の色が、かっこよさを演出しています。
作業着への刺繍の料金相場は?
作業着へのネーム刺繍の料金相場を調べてみました。
1行あたりの文字数 | 価格相場 |
---|---|
1〜5文字まで | 330〜550円程度 |
6〜9文字まで | 440〜660円程度 |
10〜15文字まで | 550〜770円程度 |
ロゴの場合は大きさにより料金が変動し、2cm角以内で1枚あたり330〜550円、5cm角以内で660〜880円程度となっています。
さらにデザインの型代として、1つのデザインにつき3,300〜7,700円程度の追加料金が発生することも念頭に置いておきましょう。
刺繍加工全般にいえることですが、大きなデザイン、色数の多い刺繍は料金が高くなり、単色で小さめの刺繍なら安く依頼できる傾向にあります。
ちなみに、刺繍ワッペンの相場は、以下のとおりです。
サイズ | 価格相場(1枚あたりの刺繍代) |
---|---|
5cm×5cm | 340円〜 |
5cm×10cm | 430円〜 |
10cm×10cm | 630円〜 |
10cm×15cm | 680円〜 |
15cm×15cm | 860円〜 |
このほか、1つのデザインにつき1,300〜4,500円程度の型代がかかります。
持ち込みの作業着には刺繍ワッペンがおすすめ◎
作業着への刺繡加工のイメージは、つかめたでしょうか?
持ち込みの場合は受け入れに条件があることも多く、依頼先選びに手こずることもあるかもしれません。
そんなときにおすすめしたいのが、刺繍ワッペンです。刺繍ワッペンなら、持ち込めない場合でも、オリジナル刺繍の作業着が作れます。
直刺繍では難しいとされる細かいデザインにも対応していますし、会社独自のフォントにも対応可能です。さらに、コストを抑えることもできますよ。
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ワッペンの種類や素材が豊富で、デザインは自由にカスタマイズできます。また、1枚から大口まで幅広い注文にも対応しています。持ち込みの作業着にオリジナル刺繍を施したいなら、ぜひwatasiino!!に相談してみてください。
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