初期費用とランニングコストを抑えられるキッチンカーの運営は、人気が高まりつつあります。飲食店経営に興味があり、まずはキッチンカーの開業を検討しているという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、キッチンカーの装飾の一つ「暖簾」について、制作方法やデザイン案などを紹介していきます。
「そもそも暖簾は必要?」といった疑問への回答や、暖簾を制作する際に考えておくべきこと、タペストリーとの違いについても解説するほか、制作事例も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
キッチンカーに暖簾は必要?
キッチンカーの装飾として暖簾を検討しているものの、暖簾は本当に必要なのか、効果はあるのかといった疑問をお持ちの方も、いるのではないでしょうか。
結論から言うと、キッチンカーの暖簾は、お店のブランディングや販促に効果を発揮します。
暖簾は店舗の「顔」となるもので、キッチンカーであってもその役割は変わりません。むしろ、店舗を持たないキッチンカーだからこそ、お客さまにお店を覚えてもらう工夫は必要不可欠です。
暖簾があればお客さまの記憶に残りやすく、認知度アップにつながるでしょう。
キッチンカーの暖簾を制作するときに考えること
ここからは、キッチンカーの暖簾を制作する際に考えるべきポイントを解説していきます。
検討すべきポイントは、以下の3点です。
- デザイン
- サイズ
- 生地の素材
それぞれ解説していきますね。
デザイン
前章で解説したとおり、暖簾はお店の顔となるため、デザインは非常に重要です。
「お店の名前を覚えてもらいたい」「看板商品をアピールしたい」「キッチンカーをおしゃれに見せたい」など、目的に合わせてデザインを作成しましょう。
サイズ
暖簾は、一般的には横のサイズをキッチンカーの間口に合わせます。
縦のサイズは、用途に合わせて決定しましょう。キッチンカーの装飾として使用する場合は、約20cm〜40cm程度が一般的です。
目隠しとしても役立てたい場合は、もう少し長めに設定するとよいでしょう。
生地の種類
暖簾の生地で一般的に使われるのはポリエステル素材です。業者によっては、綿風、麻風などのバリエーションも取りそろえています。
お店の雰囲気に合わせやすく、季節を問わずに使える綿風のポリエステル生地が人気ですが、涼しげな印象を出したいのであれば麻風のポリエステル生地もよいでしょう。
生地によってカラーラインナップも異なるので、希望のカラーがあるかどうかも確認してください。
キッチンカーの暖簾のデザイン案
デザインの重要性は先ほど触れましたが、実際にデザインを考えるとなると悩みますよね。
そこで、おすすめの暖簾デザイン案を3つピックアップしました。
- お店の名前
- 看板メニュー
- ロゴ
それぞれ解説していきますね。
お店の名前
お店の名前を入れたデザインは定番で、店舗型のお店の看板と同じ役割を果たしてくれます。
もちろん、ほかの方法でお店の名前をアピールすることもできますが、お客さまの目にとまりやすい点が暖簾のメリットです。
看板メニュー
看板メニューを入れたデザインの暖簾も、人気があります。キッチンカーの運営では、何を販売しているのかをわかりやすく伝える必要があるからです。
メニューについては、POPなどを利用して紹介するケースも多いのですが、次のように、お店の顔ともなる看板メニューを暖簾に入れる事例も多く見られます。
- 燻製カレー
- ロコモコ丼
- こだわり唐揚げ
- 天然水のかき氷
- 和牛のステーキ丼
看板メニューとお店の名前をセットにしたデザインもおすすめです。
ロゴ
おしゃれなキッチンカーにしたい場合は、暖簾にロゴを入れるという方法もあります。
ロゴのメリットは、お店のイメージを視覚的に伝えられることです。ブランディングの一環としても、役立つでしょう。
キッチンカー暖簾の制作事例
続いて、キッチンカーの暖簾の制作事例を紹介します。ぜひデザイン制作の参考にしてくださいね。
商品名とロゴを入れたデザインで、暖簾の中央にプリントした赤いロゴが目を引きます。やや長めのサイズで、目隠しとして役立っていることもポイントです。
夏限定で、かき氷を販売している鯛焼き屋さんの暖簾です。夏限定の商品名はタペストリーでアピールしつつ、暖簾のデザインには「看板メニュー」「ロゴ」「お店」の名前を入れています。
5連の中央一枚だけに「店名」「ロゴ」をプリントしたデザインです。シンプルながら、印象的なデザインになっています。
お店のこだわりをプリントした暖簾です。天然氷を使っていることが、ひと目でわかりますよね。大きめサイズの暖簾なので、遠くからでも目にとまりやすいでしょう。
キッチンカーの暖簾の作り方
キッチンカーの暖簾のデザインイメージは、ふくらんできたでしょうか。デザインができたら、制作です。手順を確認していきましょう。
- 生地の種類を決定する
- サイズを決定する
- 見積もり金額の確認
- デザインの作成・入稿
各工程での注意点にも触れますので、最後まで確認してくださいね。
生地の種類を決定する
まずは、生地の種類を決定します。先述したように、一般的に使われることが多いのは、ポリエステル素材の生地です。
ただし、同じポリエステル素材でも、生地によって風合いが異なります。カラーバリエーションもさまざまです。生地を選ぶときは、お店の雰囲気を考慮し、希望のカラーが決まっている場合は、カラー展開も確認するようにしましょう。
サイズを決定する
暖簾のサイズは、キッチンカーのサイズや用途に合わせて決定します。
一般的に、横のサイズはキッチンカーの間口に合わせますが、縦のサイズは目的に合わせましょう。キッチンカーの装飾であれば20cm〜40cm程度が主流ですが、目隠しとしても使いたい場合は、もう少し長めに設定します。
なお、サイズを決める際には、連数(布の割れ方)も決めておきましょう。以前は、奇数が縁起がよいとされていましたが、近年は、暖簾を掛ける間口のサイズや使い勝手を重視する傾向にあるようです。
見積もり金額の確認
生地とサイズが決定したら、見積もりを依頼をします。業者によっては、別途送料が発生することもあるので、その点もしっかり確認しておきましょう。
見積もり依頼の際、納期も確認しておくと安心です。
デザインを作成・入稿する
業者によって、入稿できるデザインのサイズや形式が異なります。デザイン作成の前に、必ず確認してください。
デザイン作成には、大きく分けるとアプリなどを利用して自分で作成する方法と、業者にデザイン作成を依頼する方法があります。業者によっては、デザイン費無料サービスやテンプレートの無料サービスを提供しているので、利用してみてはどうでしょうか。
暖簾以外のキッチンカーの飾り付けは?
キッチンカーの飾り付けには、暖簾のほかにも、次のような方法があります。
- タペストリー・垂れ幕
- 看板
- キッチンカーへのプリント
すべてを取り入れることもできますが、あまり装飾が多いとアピールしたいことが伝わりにくくなり、見栄えもよくありません。
以下の説明を参考に、必要な装飾を見極めていきましょう。
タペストリー・垂れ幕
暖簾と似ていますが、壁に掛けて使用するのが「タペストリー・垂れ幕」です。
暖簾は販促要素のほか、キッチンカーのデザインとして取り入れられるケースが多いのですが、タペストリーや垂れ幕は、メニューの写真をプリントするなど目立つデザインのものが多く、販促要素が強い装飾といえるでしょう。
看板
看板は、多くの場合、キッチンカーの上部に取り付けられます。暖簾よりも目立つ点はメリットですが、設置に手間がかかるデメリットがあります。
キッチンカーへのプリント
暖簾などの装飾品を利用せずに、キッチンカーに直接プリントする方法もあります。デザインの自由度が高まり、キッチンカーの移動時もお店をアピールできることがメリットです。
一方で、一度プリントしてしまうと、デザインの変更が容易でない点はデメリットといえます。
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