オリジナルTシャツといえば絵柄をプリントするのが一般的ですが、刺繍にすると高級感や立体感が出て、独特の風合いによりグレードアップしたイメージになります。
また、刺繍は耐久性に優れ洗濯にも強いので、スポーツクラブやお店のユニフォームとしても最適です。
この記事では、刺繍入りのオリジナルTシャツの作り方を解説します。
自分で手縫いで刺繍する際に必要な道具や、ワンポイントデザインのアイデアも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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Tシャツにオリジナルの刺繍を入れる方法
Tシャツにオリジナルの刺繍を入れるには、いくつか方法があります。
ここでは5つの方法を紹介しますので、ご自分に合った方法で刺繍入りTシャツを制作してください。
自分で手縫いする
手縫いで刺繍に挑戦するなら、自由に好きな図案でデザインできます。ビーズを加えて豪華にするなど、アレンジも自在。
図案は、図案集などの書籍があるほか、インターネットで検索するとたくさんアイデアが出てきて、目移りしてしまうほど。著作権フリーのデザインならそのまま使えます。
図案を刺繍するにはさまざまな種類のステッチ(刺し方)を使うことがありますが、もしステッチのやり方が不安なら、Youtubeなど動画を参考にするとわかりやすいですよ。
手縫いに必要な材料・道具
手縫いで刺繍するために必要な道具として、
- 刺繍針
- 刺繍糸
- 刺繍枠
- トレーシングペーパー
- トレーサー(インクの出ないペン型の筆記具)
- チャコペーパー(コピーペーパー)
といったものが挙げられます。
ペーパー類は聞き慣れない名前かもしれませんが、用意があると便利です。
トレーシングペーパーは半透明の薄い紙。まずトレーシングペーパーを図案の上に載せて写しとります。
次に、トレーシングペーパーに写した図案を刺繍する布の上に置き、間にチャコペーパーを挟んでトレーサーで図案を布に写します。
トレーサーは、専用の道具を使わなくても、インクの出なくなったボールペンや先の細い棒状のものでも代用できます。
Tシャツを持ち込み、刺繍をオーダーする
他店で購入したTシャツに刺繍加工のみを行うサービスがあります。
好きなTシャツに刺繍できるので、Tシャツの質にこだわる方におすすめです。ただ、持ち込みでの刺繍は対応できる事業者が限られます。
ハンドメイド系ECサイトで購入
ハンドメイド系ECサイトとは、製作者が手作りのグッズを販売するサイトです。
minne(ミンネ)やcreema(クリーマ)といったサイトが有名です。
ハンドメイドというジャンルに特化しているため、市販されていないような個性的な作品に出会えることが最大の魅力。
出品者が制作したオリジナルの刺繍を購入することもできますし、依頼者側がデザインしたものを刺繍してくれるなど、オーダーに対応してくれる出品者もいます。
得意な個人に依頼して作る
個人のスキルを売買できるサービスを使って刺繍を依頼するという方法もあります。
代表的なサービスは「ココナラ」です。使い方は、検索して刺繍が得意な人を探し、依頼するだけ。
知人の刺繍が得意な人に頼むなどよりはトラブルになりづらいですが、サービスを経由するとはいえ個人間の契約になるため、プロフィールや実績をよく見てオーダーする人を決めることが重要です。
業者に刺繍入りオリジナルTシャツ製作をオーダーする
依頼する数が多い、クオリティを上げたいといった場合は、事業者にオーダーして刺繍入りオリジナルシャツを製作するという方法もあります。
事業者によって細かすぎるデザインには対応できなかったり、サイズや使える色の数が限られていたりと制限はありますが、仕上がりは折り紙つきです。
気になる料金ですが、Tシャツの質や刺繍のサイズ・個数・色の数などによって変動します。
見積もりを出してみないとわかりませんが、針数(針を打ち込む回数)によって料金が変わることが多いようです。注文する数(ロット数)が多いと、1個あたりの単価が下がることもあります。
オリジナル刺繍入りTシャツを作るときに考えること
ここでは、オリジナル刺繍入りTシャツを作るときに考えなければいけないポイントを解説します。
刺繍の位置・数
まずは、刺繍の位置や数を決めましょう。Tシャツにワンポイントとして刺繍を入れる場合は、左胸や袖、後ろ上部といった箇所に入れるのが一般的です。
事業者に依頼する場合は、刺繍の針数で金額が変わってきます。インパクトを考慮して大きくしたり、複数の位置に刺繍を入れたりすると、想定以上にコストがかかってしまうこともあるので注意しましょう。
デザイン
次に、どんな刺繍を入れるのかデザインを考えないといけません。
絵柄を入れるのか、ロゴや文字にするのか、コスト面で問題がなければ組み合わせて入れるのも素敵ですよね。
デザイン決めは、刺繍入りTシャツの製作で重要な部分です。イメージどおりのTシャツを作るためにも、よく考えてデザインしましょう。
次のパートでオリジナル刺繍のデザイン案をご紹介するので、参考にしながらデザインを考えてみてください。
著作権違反がないか確認
オリジナルTシャツを製作するときは、著作権に注意しましょう。
著作権とは、文芸・学術・美術・音楽などの作品(著作物)に対して、無断でコピーされたり勝手に利用されたりしないよう、創作した人(著作者)の権利を保護するものです。
「好きなキャラクターの刺繍を入れたTシャツを作りたい」と思っても、勝手にキャラクターをデザインとして使うと著作権違反になってしまいます。販売せず、自分だけで楽しむ場合は問題ないという見解もありますが、トラブルや誤解を避けるためにもキャラクターものはやめておくのが無難でしょう。
事業者に刺繍を注文する場合は、基本的に著作権侵害のデザインは受け付けてもらえません。
Tシャツへのオリジナル刺繍デザイン案
大まかなイメージはあるけれど、具体的にどんなデザインにしたらよいかわからないということもありますよね。
刺繍の図案は、Tシャツの雰囲気を決める大切なポイントなので、できるだけわかりやすいイラストやモチーフがおすすめです。
ここでは、刺繍のモチーフ案を紹介しますので、デザインの参考にしてください。
名前・文字
名前やイニシャルを入れると、オリジナル度がアップします。アルファベットをイラスト風やロゴ風にデザインすれば、スタイリッシュな雰囲気に。
また、好きな文字や言葉を入れて、メッセージ性のあるTシャツに仕上げるのもおすすめです。
文字は、フォントを工夫してデザインすると、刺繍の高級感とあいまって洗練されたデザインになりますよ。
花
花は、さまざまな種類があり色も自由に楽しめるので、刺繍の図案として人気があります。
手縫いで刺繍する場合も、複雑な形ではないので初めて刺繍に挑戦する初心者さんにもおすすめです。
例えば、フレンチノットステッチと呼ばれる小さな結び目を作るステッチで小花を表現すれば、簡単にかわいいデザインになります。技術的には「玉結び」ができればOKのステッチなので、初心者にもうれしいですね。
動物
お気に入りの動物をワンポイントで刺繍にするのもおすすめです。動物は輪郭だけでも表現できるため、絵が得意ではないという方もデザインしやすいのではないでしょうか。もう少しレベルを上げたければ、刺繍で毛並みを表現するのも素敵です。
オーソドックスな動物としては、猫や犬・うさぎ・くまなどが挙げられますし、鳥やチョウチョ・トンボなどの形に特徴がある生き物や、カエル・てんとう虫など色がはっきりした生き物もワンポイント刺繍にぴったりです。
食べ物
好きな食べ物をワンポイント刺繍にするのも面白いですよね。
リンゴ・いちご・ぶどう・スイカなどの果物は、色が鮮やかで刺繍にすると映えるモチーフですし、お子さんにもわかりやすくなります。
ケーキやパフェといったスイーツならかわいらしくなりますし、おにぎりやピザ・オムライスといった料理も目を引くデザインになりそうです。手作りならではのデザインともいえます。
海の生き物
海が好きな方なら、海の生き物を刺繍にするのはいかがですか?
いろいろな種類の魚やイルカ・くじらなどは爽やかなイメージに仕上がりますし、カメ・タコ・カニ・ペンギンといった生き物ならかわいらしい雰囲気になります。
さまざまな海の生き物を集めて、水族館のようなデザインにするのも面白いですね。
シンプルなモチーフ
ハート・星・クローバーといったシンプルなモチーフも刺繍にするとかわいいです。
これらのモチーフは1色でも表現できるため、コスト面でも優秀。小さくても存在感のあるワンポイント刺繍になりそうです。
シンプルなモチーフとして、音楽が好きな方には音符もおすすめです。1つだけ配置するのでもよいですし、ト音記号なども含めていろいろな音符をちりばめれば、見ているだけで楽しくなるTシャツに仕上がります。
刺繍のオリジナルTシャツの制作事例
ここでは、刺繍入りTシャツのデザイン例を紹介します。
オリジナルのデザインを考えるのは大変な作業ですが、実際に作られたTシャツを見るとイメージが湧きやすくなるかもしれません。
おしゃれなTシャツ刺繍
ここでは実際の刺繍入りTシャツの事例を紹介していきます。
ハートをペンダント風にした刺繍Tシャツ。刺繍は、同系色でまとめつつ色数を多く使っているので、立体感のある仕上がりになっています。刺繍は、線画よりも一面に色が塗られていてメリハリがはっきりとしたデザインのほうが映えますね。
かわいい黒ネコの刺繍がインパクトを与えます。これだけ大きな刺繍が入ると、Tシャツがぐんとグレードアップした感じになります。オリジナルTシャツとして作るにはコストがかかってしまいそうですが、販売されていたらぜひ購入したいですね。
カップルのTシャツ刺繍
ここでは、カップルの刺繍入りTシャツ事例を紹介します。
シンプルなロゴも、刺繍にするだけでぐんとおしゃれになります。モノトーンで落ち着いたデザインなので、カップルで色違いのコーディネートにもぴったりです。
こちらもモノトーンのおそろいコーデです。赤のワンポイント刺繍がおしゃれですね。同じ刺繍でもTシャツの色が違えば雰囲気も変わるのがよくわかります。カップルでおそろいにするなら、モノトーンだけでなくいろいろな色の組み合わせを試してみたくなりますね。
文字やロゴのTシャツ刺繍
最後に文字の刺繍入りTシャツを紹介します。
こちらもロゴのみのデザインですが、刺繍にすることで糸の風合いにより高級感が出ます。このくらいの大きさで色も1色なら、業者にオーダーする際もコストを抑えられそうです。
プリントと刺繍を合わせたデザイン。エンブレムのみ刺繍なので、存在感がより強調されますね。コスト面でも、すべて刺繍にするより強調したい部分だけ刺繍にするというアイデアは使えそうです。
オリジナルTシャツの制作には刺繍とプリントの2種類がある!
この記事では刺繍入りTシャツの紹介をしましたが、オリジナルTシャツ製作でデザインを表現したいなら、刺繍だけでなくプリントという方法もあります。
刺繍にこだわらず、プリントでのオリジナルTシャツ作成を検討するのも、幅が広がっておすすめです。
プリントでのオリジナルTシャツ製作なら、刺繍Tシャツのデメリットである時間やコストを削減できます。
また、色の数やグラデーションといった細かい表現は、刺繍よりもプリントで製作したほうが自由度が高くなるため、色にこだわりたい方にはプリントがおすすめ。
プリントでオリジナルTシャツを製作しようと思ったら、watasiino!!がおすすめです。
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プリントもフルカラープリントが可能なので、色での表現にこだわりたい方の希望にもお応えできます。
また、シミュレーターサービスがあり、発注前に完成イメージを見ていただくことも可能です。
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