大人用の名前入りTシャツの作り方まとめ。おしゃれなデザイン案も紹介

「大人用の名前入りTシャツを作りたい」「名前入りTシャツの作り方をイチから知りたい」という方に向けて、大人用の名前入りTシャツの作り方をまとめました。

この記事を読めば、大人用の名前入りTシャツの作り方や、製作のポイントを押さえることができますよ。

また、ナイキなどのスポーツブランドTシャツへの名入れ方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

大人用の名前入りTシャツはどこで手に入る？

大人用の名前入りTシャツを手に入れるには、次の方法があります。

• 手作りする
• 持ち込みする
• 事業者にオーダーする

それぞれ具体的に解説します。

手作りする

用意したTシャツに、自分で名前をプリントしたり刺繍を施したりする方法です。

Tシャツの手配から名入れ作業まですべて自分で行うので、自由度の高い方法といえます。

名入れには、次のような方法があります。

• 転写シートを使う
• 布用の塗料で直接書く
• 刺繍をする

転写シートの場合は、パソコンで作ったデザインを転写シートにプリントするので、フォントなどの指定が可能です。パソコンやプリンター、アイロンが必要になりますが、それさえあれば比較的手軽に製作できるでしょう。

直接Tシャツに描くパターンは、手作り感が特に出やすく、柔らかい雰囲気のTシャツに仕上がるでしょう。

布用のペンや絵の具は、手芸用品店やオンラインショップから購入できます。

刺繍をすれば高級感のあるデザインに仕上がります。しかし、時間と手間がかかるため、あまり大きな文字入れには向きません。反対に小さすぎる文字やデザインだと難易度が高くなります。

手作りでおこなう場合は、ワンポイント程度の文字入れがおすすめです。

刺繍は長く着用しても劣化しにくい一方で、転写シートやTシャツに直接描く方法は、着用を繰り返すと、施したデザインが薄くなったりプリントが剥がれたりすることがあります。

長く愛用したい場合は、手作りは避けたほうがよいかもしれません。

持ち込みする

自分で用意したTシャツに、対応サービスや事業者を利用して名入れする方法です。

例えば、UNIQLOや無印良品では、一部の店舗で購入した商品に、有料で刺繍を施してくれるサービスがあります。

しかし、刺繍加工を利用できる条件が「対象店舗で当日購入した商品のみ」であるうえに、対応している店舗も限られているため、利用できる人が限られてしまうでしょう。

持ち込みの対応は、印刷事業者でもおこなっている場合があります。しかし、持ち込むことで別料金がかかったり、持ち込むTシャツの状態や素材によっては断られたりする可能性もあります。

印刷事業者に持ち込みで依頼したい場合は、事前に持ち込みの可否や、料金体系について確認しましょう。

事業者にオーダーする

プリントや刺繍を専門とする事業者に、オリジナルTシャツをオーダーする方法です。

自分でTシャツを用意をしなくてよい点や、デザイン・加工どちらの面でも本格的な名入れTシャツを製作できるメリットがあります。

また、事業者によっては、デザインから丸投げできるケースもあるので、デザイン作成に自信がなければ、プロのデザイナーにお任せするのがおすすめです。

ただし、Tシャツの種類や、プリント・刺繍の加工内容によっては、価格が高くなる可能性もあります。希望のデザインや予算で進むよう、事業者の担当者に相談してくださいね。

スポーツブランドのTシャツに名前を入れることはできる？

スポーツブランドのTシャツに、名前を入れることは可能です。

ミズノやナイキ、アシックスなどの公式サイトから、オリジナルウェアをオーダーできるサービスが提供されています。

名入れを希望するスポーツブランドが対応しているかどうか、公式サイトを確認してみましょう。

なお、公式のショップで対応しているケースと、楽天やAmazonなどのECショップでのみ対応しているケースがあります。

また、特定のメーカーのTシャツへの名入れに関しては、持ち込みでの依頼は難しい可能性があります。持ち込み先の事業者が同じアイテムを扱っていれば対応してもらえることもありますが、そうでない場合は、作業工程でTシャツを傷つけてしまったときの補償ができないためです。

大人用の名前入りTシャツを作るときに考えること

これから名前入りTシャツを作る方のために、製作前に決めておきたいことを解説します。

Tシャツのタイプ

Tシャツのタイプを決めましょう。主に素材や形、着用の目的から選びます。

Tシャツの素材には、コットンやポリエステル、合成繊維などがあります。それぞれの素材の特徴を表にまとめました。

素材	特徴
コットン	・肌触りが柔らかい ・通気性に優れている ・柔軟性があり動きやすい ・洗濯で縮みやすい
ポリエステル	・軽量で丈夫 ・汚れにくい ・速乾性に優れている ・しわになりにくい ・静電気が起きやすい
合成繊維	・素材の配合バランスにより異なる

合成繊維は、素材の配合バランスにより特徴が変わります。コットンの割合が多ければ着心地が良くなりますし、ポリエステルの割合が多ければ速乾性に優れた生地になります。

スポーツ用に使いたい場合は、汗をよく吸収し速乾性に優れるポリエステル生地がおすすめですよ。

また、生地の厚さもポイントです。Tシャツは「オンス」で生地の厚さを表し、数字が大きいほど厚地でしっかりした生地感になります。

基本的にオンスは以下のような区分になっています。

オンス	特徴
3〜4オンス	・非常に薄手 ・価格が安いのでイベントや販促用に利用される
5〜7オンス	・ヘビーウェイトに分類される ・肉厚で耐久性があり、実用性が高い
6オンス以上	・上質でハイクラス ・程よい厚みがあり、使いやすい

透けにくく着用しやすいTシャツは5.6オンスで、オリジナルTシャツを作る際にもおすすめの厚さです。

名前を入れる加工方法

どのような方法で名入れするかも考える必要があります。

加工方法は、大きく分けて「プリント」「刺繍」の2種類。

また、プリント加工にもいくつか種類があり、それぞれの特徴があります。

プリント加工と刺繍加工の特徴を表にまとめました。

刺繍	・高級感を出しやすい ・使い込んでも色落ちしにくい ・ 細かいデザインを施すのが難しい ・刺繍の範囲が広くなると価格が高くなる
プリント	・デザインの自由度が高い ・フルオーダーでデザイン作成ができる ・洗濯を繰り返すと色落ちする ・「インクジェット印刷」「シルクスクリーン印刷」「昇華転写印刷」の3種類がある

プリント加工は幅広いデザインに対応でき、刺繍は高級感が出やすい特徴があります。

次に、3種類のプリント加工の特徴を紹介します。

プリント方法	概要
インクジェット印刷	・インクを生地に直接吹きかける方法 ・フルカラープリントが可能
シルクスクリーン印刷	・デザインに合わせた版を作り、版画のように印刷をする方法 ・色ごとに版作成が必要になるため、色数が増えるほど費用がかかる
昇華転写印刷	・専用のシートに印刷したデザインを、熱プレスで転写する方法 ・フルカラープリントが可能

インクジェット印刷や昇華転写印刷は、写真のプリントやグラデーションなどの細かいデザインも表現できます。版の作成も不要なため、少ない枚数でも費用をかけずに発注可能ですよ。

シルクスクリーン印刷は、1色ごとに版を作成するため、色数が多ければ多いほど費用がかかります。作るTシャツの枚数が少ない場合は割高になってしまうので、大量に同じデザインのTシャツを製作したい方におすすめです。

配色

Tシャツとデザインの配色を考えましょう。

黒×黄や、赤×緑などの対照的な色の組み合わせはインパクトがあり目立ちます。一方で、ベージュ×白、クリーム色×茶色など同系色を組み合わせると落ち着いた印象を与えます。

一般的に使われる色の印象をまとめたので、配色の参考にしてくださいね。

色	印象
赤	太陽や熱などを連想させ、パワーを高めてくれる
オレンジ	太陽のように輝く色で、楽しい印象や社交的かつポジティブな印象を与える
黄色	光を象徴する色で、陽気さや軽快さ、友好的などの心理効果を与える
緑	バランスを保つ中間色で、緊張やストレスを抑える
紺	夜空や夜の海を思わせ、権威のある色気分を落ち着かせたりリラックスさせたりする効果も
紫	日本では古くから高貴な色とされ、ミステリアスな雰囲気を持つ
黒	高級感や重厚感、圧倒的な存在感があるイメージ

色の組み合わせで、与える印象はガラッと変わります。与えたいイメージで色選びをしてみましょう。

デザイン

名入れのデザインを考えます。

シンプルに文字だけのデザインにするにしても、フォントタイプによって与える印象も変わります。また、ロゴのような形に名前デザインを落とし込んだり、イラストとのセットにしたりするのもありです。

具体的なデザイン案は、次章で紹介します。

大人用の名前入りTシャツのデザイン案

大人向けの名前入りTシャツにおすすめなデザインアイデアを紹介します。

ロゴやイラストと合わせたデザイン

シンプルに名前だけのデザインにするのは、少し物足りない感じがするという方は、文字と合わせて、ロゴやイラストを添えても良いですね。

中には、文字を幾何学模様のようにデザインし、パッと見たときに模様に見えるようなデザインを作ることも可能です。

また、文字だけでもフォントを工夫すれば、おしゃれな印象を与えます。

和風のフォントや、筆記体など選べるフォントはさまざまあるので、好きな雰囲気で選んでみましょう。

手書きデザイン

手書きのデザインは、個性が出やすい特徴があります。

自分で描くだけでなく、友人や子どもに描いてもらうなどすれば、良い思い出にもなるでしょう。

また、クレヨンや絵の具など、使用する画材でも雰囲気が変わります。Tシャツに直接描くのか、手書きしたものを転写するのかなども工夫ポイントなので、理想の名入れデザインを叶えられる方法を選択しましょう。

スポーツ用なら、チーム名も

社会人サークルや会社の部活などでスポーツ用の名入れTシャツを作る場合は、名前のほかに所属するチーム名やポジション名などを入れたいこともあるでしょう。

名前以外にも文字を入れたい場合は、文字サイズや色、配置などのバランスを考える必要があります。

前面と背面にそれぞれデザインが入ったり、袖と前面もしくは背面に入ったりと、複数のパターンが考えられます。

また、スポーツ用の場合、激しい運動でデザインが擦れたり洗濯の頻度が増えたりなども考えられます。そのため、名入れする場合は耐久性の高い刺繍がおすすめです。

大人用の名前入りTシャツの製作事例

ここでは、大人用の名前入りTシャツの製作事例を紹介します。

こちらは「ゆうらん船」と書かれたTシャツです。流れるようなゆるいフォントが特徴的ですが、オレンジにブルーという配色も夕焼けと海を連想させるので素敵ですね。

こちらは名字の入ったロゴデザインです。力強い和風のフォントと、判のように囲んだデザインがインパクト大ですね。

こちらはお子さんが書いた文字をそのままデザインにしています。手書きのブレた感じ、あどけなさが、不思議とおしゃれに見えますよね。

こちらは北海道に生息する鳥である「シマエナガ」をローマ字でデザイン化しています。丸みのあるフォントが可愛らしいですね。この方は、「読みづらいけどおしゃれなことが書いてありそうなTシャツ」を作りたいと思ったのがきっかけのようです。

こちらは、名前を幾何学模様風にデザインしています。一見、名前がモチーフとは気づきませんよね。オリジナルデザインが得意な方は、既製品顔負けのハイクオリティTシャツも製作しています。

大人用の名前入りTシャツの製作費用を安く済ませるコツは？

オリジナルTシャツの制作費用を安く済ますコツは、割引サービスを活用することです。

事業者によっては、大量発注で割引をしたり、納期に余裕を持った発注をすると「早割」をしたりしてくれるところがあります。

なるべくまとめて発注する、ギリギリに発注しないといった細かなところが、製作費用を安く済ませるコツなので、余裕を持って動けるとよいでしょう。

また、シルクスクリーンなら色数を減らしたり、刺繍加工ではなくプリントにしたりするなど、デザイン加工の見直しでも、製作費用を抑えることができますよ。

watasiino!!なら、大人用の名前入りTシャツを1枚から作れる◎

ハイクオリティな、大人用の名前入りTシャツを制作したい方は、刺繍・プリントのどちらにも対応しているオリジナルTシャツサービス「watasiino!!」にご相談ください。

創業20年の実績を持つ「watasiino!!」では、専門のデザイナーが、簡単なデザインイメージや写真から、高品質なデザインを作成します。

フルカラープリントのほか刺繍加工も可能です。また、1枚からの作成はもちろん、大口での注文にも短納期で対応可能です。

そのほか、取り扱っているTシャツのタイプは非常に豊富。好きな色、好きな素材でお気に入りの名前入りTシャツを作ることができますよ。

まずは、デザインシミュレーターで理想のデザインを作ってみてくださいね。