名入れエコバッグの基礎・基本。販促用やプレゼント用の事例も紹介

名入れエコバッグの基礎・基本。販促用やプレゼント用の事例も紹介

名入れエコバッグを注文しようと思いオンラインショップなどを見てみると、素材や印刷方法、名入れのデザインなど決めることが多く困ってしまいますよね。

そして選び方を間違えると予定していたものと違う仕上がりになり、がっかりしてしまうかもしれません。

この記事では理想通りの名入れエコバッグが発注できるように、基本的なことや発注方法について詳しく紹介します。

ぜひ参考にしながら素敵なエコバッグを作ってくださいね。

目次

エコバッグに名入れする主な目的

名入れエコバッグの目的は、特に以下の3つに分かれます。

  • ノベルティや販促用
  • 卒園や卒業の記念品用
  • 個人向けのプレゼント

企業の宣伝やイベントの告知に使ったり、節目に渡す記念品にしたりと、エコバッグに名入れする目的は幅広くあります。

以下、目的別に詳しく紹介しますね。

ノベルティや販促用

企業がノベルティや販促用として使うために名入れをするパターンです。

名入れしたエコバッグをノベルティとして使うメリットは主に3つあります。

  • 企業を知ってもらえるきっかけになる
  • 企業のイメージ向上につながる
  • SDGsの取り組みをアピールできる

多くの方が使うエコバッグに企業名やロゴが入ることで、たくさんの人の目に入り認知されやすくなります。しかもエコバッグは比較的長く使えるものなので、宣伝効果も長く続きやすいことが考えられるでしょう。

ちなみに、販促用の名入れエコバッグなら数が多くなると単価が安くなる「シルク印刷」がおすすめです。

また、配布したエコバッグの品質が良く、使いやすかったりおしゃれなアイテムだったりすると、企業のイメージを良くする可能性があります。

反対に、「ロゴさえ入っていればいい」という低品質なエコバッグは、企業のイメージダウンにつながる場合もあります。

さらに、イメージ向上と近いですが、そもそもエコバッグはレジ袋の有料化や環境問題の観点から広く普及したものなので、それ自体がSDGsの取り組みといえます。

あわせて読みたい
ノベルティの販促効果は?測定方法や効果の高め方も解説 企業の認知拡大や販促に使われるノベルティ。実際のところ、どれくらいの効果があるのでしょうか。この記事では、ノベルティがもたらす効果とその測定方法、さらに効果を高めるためにできることを紹介しています。グッズ製作の手順にも触れていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

卒園や卒業の記念品用

卒園や卒業の記念品として名入れのアイテムを選ぶパターンです。

高校や大学の場合は文房具などに名入れをしてプレゼントすることもありますが、エコバッグであれば誰でも使えますし、実用的です。

幼稚園や小中学校などの名前が入ったエコバッグは、一生に一度の節目の記念品にぴったりですよね。

個人向けのプレゼント用

お祝いや送別品など個人に向けて名入れをするパターンです。

個人へ渡す場合は、その方だけに向けた特別なデザインで名入れをするケースもあります。

メッセージをそのままエコバッグにデザインしたり、思い出の写真をプリントしたりと、オリジナルにこだわった名入れエコバッグを作ることができます。

個人向けであれば発注する個数も少ないケースが考えられるので、素材にこだわってみてもよいでしょう。

どんな素材のエコバッグでも名入れできる?

エコバッグの名入れは基本的にどんな素材でも可能です。ただ、素材の取り扱いは発注先ごとに違いますので、使いたい素材がある場合は事前に確認しましょう。

名入れエコバッグの素材とその特徴

取り扱いの多い素材と特徴をまとめてみました。

素材 特徴
ポリエステル 折りたたみタイプに多い。軽くて耐久性と耐水性に優れ、シワになりにくい。
コットン 名入れが映えやすい。シーチングやナチュラルコットン、厚手キャンバス、エコマーク付きなど用途に合わせて選べる。
不織布 コットンから比べると強度や耐久性は劣るが、安価で軽い。カタログ配布などに活躍。
デニム 使うほど変化し風合いを楽しめる。
ジュート・リネン 天然素材なのでナチュラルでエコにも配慮している。
保冷・保温バッグ 内側がアルミ素材で保温保冷に優れる。

名入れエコバッグで人気の素材はコットンやポリエステルですが、SDGsへの取り組みから環境問題に配慮した素材もおすすめです。

SDGsの視点からは以下のような素材があります。これらは、再利用して作られた素材や、栽培の環境などに配慮されている背景があるものです。

  • フェアトレードコットン(発展途上国で生産しているコットンを利用)
  • オーガニックコットン(農薬を3年以上使っていない土地で栽培された綿花を利用)
  • 再生ファブリック(回収された衣類や生産中に発生した切れ端を再度糸にして作られた生地)
  • 再生PET生地&樹脂(回収されたペットボトルを洗浄粉砕した原料から作られた生地)
  • ジュート(黄麻を原料とした自然由来の生地。成長も早く光合成も盛んで注目のエコ素材)
  • エコマーク(資源、廃棄、リサイクルにおいて環境への負担が少ない)

名入れエコバッグの印刷方法とその特徴

エコバッグの名入れに利用される、印刷方法や特徴についてもまとめてみました。

印刷方法 特徴 主なアイテム
シルク印刷 広い範囲への印刷や色数の少ないロゴなどハッキリ印刷したい場合にオススメ。最大4色まで可能なことが多い。 不織布バッグ、ポリエステルバッグ、コットンバッグなど
パッド印刷 印刷範囲の狭いボールペンや小物などに多く使われている。ベタ塗りよりも文字や線などの表現に適している。 タンブラー、ボールペンなど
インクジェット印刷 フルカラーの写真やロゴマーク、グラデーションが綺麗に再現できる。アクリルやプラスチックなどにも適している。 クッキーなど
転写印刷 熱転写と昇華転写、水転写の3種類ある。布への転写は熱と昇華の2つが一般的。

  • 熱転写は色の再現性が高くキャンバストートなどへのフルカラーが適する
  • 昇華転写は版作成が不要で小ロットから対応可能。カラー製品には使えず、素材はポリエステルに限られる。
マグカップ、コットンバッグなど

基本的にエコバッグなどの布製品は、シルク印刷や転写印刷が主流となっているので、この2つから選んで問題ありません。

シルク印刷は、デザイン元のスクリーンを色の数分で作成します。そのため、発注数が多ければ多いほど、1個の価格が安くなります。カラー数があまり多くないので、文字だけのデザインにおすすめ。

転写印刷は、絵柄を特殊なシートに印刷して、熱プレスで貼り付けるように印刷します。

写真やカラーの多いデザインに向いているので、文字以外にも入れたいときは転写印刷になるでしょう。

エコバッグの名入れ事例・デザイン

名入れのデザイン案で人気のあるものを3つに分けてご紹介します。ぜひデザインの参考にしてくださいね。

文字だけのデザイン

この投稿をInstagramで見る

 

A N N A(@pyontasu_21)がシェアした投稿

出産や誕生日のお祝いに、名前や誕生日を入れるデザインです。シンプルなデザインなので使いやすいですね。

写真を使ったデザイン

子供やペットなどお気に入りの写真をデザインにしています。子供の写真は身内へのプレゼントにもよいですね。

イラストを使ったデザイン

この投稿をInstagramで見る

 

mizuki.k(nose)(@mikazuki.8810)がシェアした投稿

この投稿をInstagramで見る

 

JUJUDE(@jujudedesign)がシェアした投稿

子供が描いたイラストや、好きなアーティストのイラストなどは個性が出ます。

オリジナルな作品が作れるので、子供が描いたイラストをエコバッグにしてあげることもできますよ。

名入れエコバッグ制作はどのように進める?

名入れエコバッグを発注するときは、以下のような手順で進めていきます。

  1. アイテムや素材を選ぶ
  2. 色や個数を選ぶ
  3. 見積もりを確認して支払い方法を選ぶ
  4. 名入れしたいデータを入稿する
  5. イメージ画像などを確認して、修正がなければ決定する
  6. 納品

発注先により多少違いはありますが、ほぼこの手順で発注できます。生地のサンプルを送ってくれる場合もありますよ。

データの入稿に関しては、以下のソフトの取り扱いが一般的です。

  • Illustrator
  • 画像(pdf、jpg、pngなど)
  • Excel
  • Word
  • 手書きイラスト

何に対応しているのか、発注を進める前に確認することをおすすめします。

発注先によっては専用のデザイン入稿ページが用意されていることもあるため、デザインソフトを使わずに入稿できる場合もあります。

ただし、著作権や商標権を侵害する可能性があると受け付けてもらえないこともあるので注意しましょう。

通常、名入れエコバッグは最低注文数(ロット)が決まっており、商品ページに「最低ロット○○個〜」と記載があります。

最低注文数を決めることで、1個あたりの価格を抑えることができているのです。

あらかじめ決められたロット数を下回ると手数料が発生することもあるので、少ない数で発注したいときは小ロットから受け付けている発注先を選びましょう。

参考)エコバッグへの名入れは1枚からでも発注できる?

たくさん発注する場合と比べれば1枚あたりの単価は高くなりますが、1枚から名入れの発注ができる場合もあります。

ただし、発注先によっては小ロットゆえにサポートが甘くなるケースもあるので、会社選びは大切です。

名入れエコバッグを安く作るためのコツ

コストを知ることで、名入れエコバッグを安く作ることができます。

まず、以下のコストは確実に発生するものです。

  • エコバッグの材料
  • 印刷する料金

この2つは、確実に発生するコストなのでカットすることはできません。しかし、安価な材料(シーチングという薄いコットンなど)を選んだり印刷のカラーや範囲を少なくしたり、選択次第で多少コストを抑えることができます。

反対に、以下のコストは抑えられる場合があります。

  • デザイン料
  • 個別の梱包料
  • 送料
  • サンプル料

デザイン料に関しては、手書きのイラストをデータにしたり、デザインを作るところから依頼したりすると有料になる場合があります。

デザインに自信がないときや、デザインに時間をかけるのが難しいときは無料でデザインの提案をしてくれる会社を探してみるのもよいでしょう。

ほかにも個別の包装が無料になるサービスや、一定の金額を越えると送料が無料になるサービスなどもあります。

発注したい内容と抑えたいコストを照らし合わせて、優先したい項目を決めるのがおすすめです。

エコバッグの名入れは、デザインから制作してくれる印刷会社に頼むのがおすすめ

名入れエコバッグは、印刷方法や素材の選び方でさまざまな選択ができることがわかりました。

デザインの方向性も、少しずつイメージできたのではないでしょうか。

しかしワンランク上の名入れエコバッグを作りたいなら、デザインから制作できる印刷会社に依頼することをおすすめします。

特に、

  • なんとなくのイメージしかない
  • イメージはあるけれどパソコンソフトの使い方がわからずデータにするのが難しい

という方には大きなメリットがあります。

デザインから任せても、オリジナルの名入れエコバッグには変わりありません。ぜひ、喜んでもらえる名入れエコバッグを作ってくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次