カフェエプロンは、家庭用から業務用までさまざまなシーンで使われるエプロンです。利用シーンが幅広い分、オリジナルでカフェエプロンを作りたい場合は、どんなものを作りたいかによって作り方が変わってきます。
この記事では、カフェエプロンの簡単な作り方の手順や、実際の製作事例についてご紹介します。
カフェエプロンを作るときのポイントなどについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
カフェエプロンの作り方は2通り?
カフェエプロンの作り方は、ハンドメイド(手作り)で作る方法と業者やプリントサービスを利用して作る方法の2通りがあります。
ここでは、それぞれの作り方でできあがるエプロンの質や費用、手間の違いについて詳しく解説します。
ハンドメイド(手作り)で作る方法
エプロンは、ハンドメイドで簡単に作ることができます。用意する材料は生地と腰紐だけなので、素材によりますが、1着1,000円以内で作ることも可能です。
また、動画サイトなどでも簡単な作り方が紹介されているので、初心者でもチャレンジしやすいアイテムです。
しかし、ミシンを用意する必要があることをはじめ、洋裁に慣れていない場合は製作に時間がかかってしまったり、失敗したりするリスクがあることはデメリットといえます。
そのためハンドメイドは、家庭用として1着だけエプロンを作りたい人や、手間がかかっても安く済ませたい人向けの方法といえるでしょう。
業者やプリントサービスを利用する方法
エプロンを作るもう1つの方法として、業者やプリントサービスを利用する方法があります。
費用は1着およそ2,000円~4,000円と、ハンドメイドと比較すると高くなってしまいますが、プロが製作してくれるのでクオリティーの高いエプロンが仕上がります。さまざまなタイプのエプロンが製作できるうえ、短期間で数十着単位のエプロンを制作できます。
さらに、プリントサービスに対応している業者なら、オリジナルデザインのイラストをエプロンに印刷できます。また、業者によっては枚数を多く発注することで、1着あたりの費用が安くなるところもあります。
洋裁が苦手な人や業務利用で大量のエプロンを製作する場合におすすめの方法です。
カフェエプロンを作るときに考えること
カフェエプロンを作る際は、以下について考える必要があります。
- エプロンのタイプを決める
- サイズを決める
- 素材を決める
- デザインを決める
ここからは、上記の4つの項目について詳しく解説します。
エプロンのタイプを決める
エプロンを製作する際は、まずエプロンのタイプを決める必要があります。エプロンには、ワークエプロンやサロンエプロン、ソムリエエプロンなど、さまざまなタイプがあり、それぞれ適した用途が異なります。
ワークエプロン
ワークエプロンは、布が上半身まである胸当てエプロンです。
調理場での料理や上半身まで汚れるような軽作業を行うシーンに適しています。
また、ワークエプロンの中でも、たすき掛け型、H型タイプ、首掛け型、かぶるタイプの4種類があり、それぞれ着心地やシルエットが異なります。
サロン(腰巻き)エプロン
サロンエプロンは胸当て部分の布がない、下半身部分だけを覆う腰巻きエプロンです。丈は50cm~60cm程度で動きやすく、料理の運搬など動き回る作業が多い飲食店のホールスタッフなどに適しています。
ソムリエエプロン
ソムリエエプロンは、丈が70cm~95cm程度の腰巻きエプロンです。丈が70cm~95cm程度と足を覆うほど長く、レストランのソムリエが使っているエプロンに似ていることから、ソムリエエプロンと呼ばれています。
きちんと感が出るシルエットのため、バーテンダーやレストランの給仕など、高級感のある場所での着用に向いています。
サイズを決める
エプロンは大人用と子ども用でサイズの考え方が異なります。
基本的に、大人用のエプロンはサイズの違いがなく、メンズでもレディースでもフリーサイズを着用するのが一般的です。
一方で、子ども用のエプロンは身長によってサイズが細かく分かれており、一般的には100~150サイズまであります。
身長が95~115cmの場合は100~110cmサイズ、身長が135~155cmの場合は140~150cmサイズ、という風にサイズを選びます。
また、エプロンのサイズを測る際は、エプロンの形状によっても異なりますが、基本的には、脇幅、前中心丈、腰紐長の3つに着目しましょう。
まずエプロンを平置き状態にして、脇幅、前中心丈、腰紐長をそれぞれ測ります。脇幅は肩の縫い目から裾まで、前中心丈は胸当て部分の中心から裾まで、腰紐長は身頃を含めた左右の腰紐の先までの長さを測りましょう。
また、首掛けタイプと肩紐タイプのエプロンの場合は、上記の3つのポイントに加えてそれぞれ首紐と肩紐の長さも測る必要があります。
素材を決める
カフェエプロンでよく使われる素材には、コットンやリネン、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維があります。それぞれ特徴や扱いやすさが異なるため、エプロンの用途に合わせて選ぶことがポイントです。
カフェエプロンによく使われる素材を表にまとめました。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
コットン(綿) | 柔らかい手触りと着心地の良さがある | 丈夫で火に強く、通気性と吸水性に優れている | 乾きにくく色落ちがしやすい |
リネン(麻) | ・独特の風合いと肌触りの良さがある ・こだわりの1着が欲しい場合におすすめ |
吸水性や速乾性にも優れており、洗濯してもすぐ乾く | 縮みやすく、洗濯を繰り返すごとに手触りや風合いが変わっていく |
化学繊維 | ・ナイロンやポリエステルが代表的 ・加工処理がしやすく安価 |
水に濡れても乾きやすく、型くずれや色落ちなどもしにくいため、手入れがしやすい | 熱や火に弱いため、調理場での作業やアイロンを使う際には注意する必要あり |
ほかにも、デニムやタオル地を使ったエプロンもあります。
デニムのエプロンはファッション性が高く、どんな服にも似合うため、家庭用のエプロンの素材として人気です。タオル地のエプロンは、柔らかい素材で吸水性に優れており、さっと手が拭けるため水回りでの作業におすすめです。
デザインを決める
エプロンのデザインを決める際は、家庭用で使う場合は自分の好みを優先し、業務用で使う場合は店の雰囲気に合わせたものにするとよいでしょう。
家庭用エプロンの場合は、柄物やカラフルなプリント生地などにするとかわいい印象になり、身に着けることで気分も上がりますよ。
また、ポケットの形にこだわったり、フリルやレースを付けたりなど、自由なアレンジを加えることで、オリジナリティーのある自分だけのエプロンに仕上がります。
さらに凝ったデザインにしたい場合は、イラストをプリントしたり刺繡を施したりするのもおすすめです。
業務用エプロンの場合は、単色カラーやワンポイントのロゴなどのシンプルなデザインに仕上げることで、ナチュラルで洗練された雰囲気になります。さらに、店名やオリジナルのロゴをプリントすることで店舗メンバーの団結感向上や広告効果も期待できますよ。
【型紙あり】おしゃれなカフェエプロンの作り方
ここからは、型紙を使ってカフェエプロンを作る方法をご紹介します。型紙とは、服の設計図のようなもので、生地を裁断する際はこの型紙に合わせて裁断します。型紙はアレンジが可能なので、自分の身長に合わせて丈や身幅を変えてみるのもおすすめです。
1.生地を裁断する
まずは型紙に合わせて生地を裁断します。このとき、下準備としてアイロンで生地を地直ししておきます。地直しをすることでエプロンが綺麗に仕上がるため、丁寧に行いましょう。
そして、生地を縦半分に折って、生地の折り目である「わ」の部分が型紙の「わ」と重なるように型紙を置き、生地を裁断していきます。
裁断するときは、生地と型紙がずれないように文鎮を置いたり、布地用のカッターを使用したりするのがおすすめです。また、生地を裁断するときは型紙から1cm~2cmほどの縫い代(ぬいしろ)を確保することも忘れないようにしましょう。
2.生地をミシンで縫う
次に裁断した生地をミシンで縫っていきます。エプロンは直線が多いため比較的縫うのが簡単ですが、生地の裏表を間違えないように注意しましょう。
最初にポケットや紐パーツを作成します。次に、裾や脇、胸当ての上部分の布端をアイロンで三つ折りにし、ミシンをかけていきます。紐パーツは、本体の耳部分を縫う工程のときに、一緒に本体に縫い付けてしまいましょう。また、フリルやレースなどの装飾がある場合はこのときに縫い付けます。
3.アイロンをかける
最後に、縫い上がったエプロンにアイロンをかけて仕上げます。アイロンの適切な温度は使う素材によって異なります。素材によっては高温のアイロンを当てるとダメージを与えることもあるので、事前にどれくらいの温度が適しているか調べておきましょう。
【型紙なし】カフェエプロンの簡単な作り方
ここからは型紙を使用しないカフェエプロンの作り方をご紹介します。
チャコペンを使って生地に直接エプロンの形を下書きしていくので、事前に着用者の丈やサイズを測っておきましょう。縫い代は基本1cm、布端を三つ折りにする部分は、3cmくらい取ります。
1.生地を裁断する
まず、エプロンの丈やサイズを決めます。
次に、地直しをした生地を半分に折って平らなところに置き、測っておいたサイズ通りに、生地にチャコペンで下書きをします。丈の長さや脇幅、紐の長さ、ポケットの大きさや位置など、正確に描き写しましょう。
そして、チャコペンで描いた通りに生地を裁断します。
2.生地をミシンで縫う
以降の手順は型紙を使用した場合の作り方と同じです。生地の裏表を間違えないように布端を折り、ミシンをかけていきます。紐パーツやポケット、装飾パーツなども忘れずに縫い付けましょう。
3.アイロンをかける
最後に、温度に気を付けながらエプロンにアイロンをかけて完成です。
チャコペンの跡が残ってしまった場合は、ブラシなどでこするか、水に濡らすなどして消します。チャコペンによって消し方が違うので、確認しておくとよいでしょう。
おしゃれなカフェエプロンの製作事例
ここからは、カフェエプロンの実際の製作事例についてご紹介します。どれもオリジナリティーが溢れた素敵なエプロンばかりです。
まずはハンドメイドでの製作事例です。
こちらは、子ども用のハンドメイドエプロンです。カラフルなプリント柄が華やかですね。下半身がスカート状になっているのもポイントです。
こちらは、ドット柄のかわいいエプロンです。カシュクール型のワンピースエプロンとなっていてとてもおしゃれです。
こちらは、深いグリーンとボルドーのエプロンです。ポケット柄や色の組み合わせにこだわりが感じられる唯一無二のエプロンですね。
次に業者依頼の製作事例をご紹介します。
こちらは、シンプルな黒のエプロンです。大きなポケットとクリーム色のネームプリントがポイントになっています。
こちらは、背中がH型のすぽっと被れるタイプのエプロンです。赤のカラーにリボンのデザインロゴがプリントされていて、とてもかわいいですね。
こちらは、イタリアンバルをイメージしたエプロンです。カーキのカラーとワインのイラストの組み合わせがハイセンスで、洗練された雰囲気を感じます。
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