大手アパレルブランドのユニクロが提供する「UTme!」。
自分でデザインしたTシャツなどを簡単に作ることができる点などから、人気を集めています。
自由にデザインできる「UTme!」ですが、背中部分へのプリントはできるのでしょうか。
この記事では、バックプリント可能なアイテムや、やり方について紹介しています。
また、両面プリントの可否やデザインの著作権についても触れているので、ぜひ参考にしてくださいね
デザインシミュレーター
専用ソフト不要!かんたん3ステップ
- ツールからデザインを作成して「次へ進む」をクリック
- デザイン確認後に発行される「デザインキー」を自分のメールアドレスに送信
- メールに記載された手順で商品を購入
ユニクロの「UTme!」とは
「UTme!」とはユニクロが提供するオリジナルアイテム制作サービスです。
ユニクロで販売されているTシャツやトレーナー・パーカー・トートバッグなどのアイテムに、自分で作ったデザインをプリントし、オリジナルアイテムを作成できます。
操作は専用アプリまたはウェブサイトから行い、デザイン作成からオーダーまで完結します。
デザインには、写真やイラスト、文字のほかにもキャラクタースタンプを使用でき、アプリではスマホを振ることでデザインにさまざまな効果を加えることができます。
また、アプリで制作したオリジナルデザインのアイテムを出品できる「UTme!マーケット」というサービスもあります。
UTme!で作成したオリジナルアイテムを登録・出品し、ほかのユーザーに販売することができ、フリーデザイナーからデザイン初心者まで幅広いユーザーが出品しています。
UTme!では背中にプリントできる?できない?
結論からいうと、背中部分へのプリントは可能ですが、バックプリント可能なアイテムは限られます。
背中にプリントできるアイテムや画像サイズ、プリントの大きさを紹介します。
背面プリント可能なアイテム
UTme!で背面プリントができるアイテムは、スウェットフルジップパーカとUクルーネックT(長袖)のみです。
その他のベーシックTシャツやスウェットプルパーカなどは背面プリントができず、前面へのプリントのみ可能です。
背中にプリントできる画像にサイズの制限はある?
UTme!では、前面・背面に限らず画像サイズの制限があります。
画像の容量だと、UTme!のアプリで約10MB、Webで約5MBを超える画像には対応していません。
大きさを指定する場合は、横2,048×縦2,304ピクセル以内におさめる必要があります。
参考:「つくる」の機能について|UTme!
背面へのプリントの大きさは?
バックプリントが可能なアイテムのプリント範囲をサイズごとにまとめました。
同じアイテムでも、サイズによって微妙にプリント可能範囲が異なるため、注意しましょう。
スウェットフルジップパーカの襟からの距離は、背面の縫い目からの指定距離がプリント開始位置になります。
商品名 | サイズ | プリント範囲(㎝) | ||
---|---|---|---|---|
横 | 縦 | 襟からの距離 | ||
スウェットフルジップパーカ | S | 29 | 33.1 | 4 |
M | 31 | 35.4 | 4 | |
L | 33 | 37.3 | 4 | |
XL | 35 | 40 | 5.08 | |
XXL | 35 | 40 | 5.08 | |
UクルーネックT(長袖) | S | 29 | 33.1 | 前リブの上から5 |
M | 31 | 35.4 | 前リブの上から5 | |
L | 33 | 37.3 | 前リブの上から5 | |
XL | 33 | 37.3 | 前リブの上から5 | |
XXL | 35 | 40 | 前リブの上から5 |
出典:商品のプリントについて|UTme!
UTme!では両面プリントは可能?
UTme!は、前面と背面の両面プリントには対応していません。
スウェットフルジップパーカと長袖のUクルーネックTは背面のみプリントでき、その他の商品は前面のみです。
UTme!では、前面・背面への同時加工や袖などへのプリントには対応していないので、オリジナルアイテム作成の自由度は多少制限されるといえるでしょう。
UTme!での背中へのプリント(バックプリント)のやり方
UTme!はアプリ版とウェブサイト版があります。アプリ版ではウェブサイト版にはない、さまざまな機能を使えるので、UTme!でオリジナルアイテムを作るならアプリ版がおすすめです。
ここではアプリ版のUTme!の使い方を解説します。
- 専用アプリをダウンロード・会員登録
- デザイン作成
- カートに追加
- 支払い方法や配達先を入力して注文完了
注文する時期によっては発送まで時間がかかることがあるので、納期に余裕をもって注文しましょう。
また、UTme!にはデザインの審査があります。
UTme!は大手アパレルメーカーであるユニクロが運営しており、デザインの審査基準は厳しく設定されています。著作権侵害があったり、適正でないと判断されたりしたデザインは使用することができません。
審査に落ちると発注できないため、事前にデザインガイドラインを読んでおきましょう。
UTme!での背中へのプリントは店舗でも可能?
UTme!は、ユニクロの一部店舗でも利用することができますが、背中へプリントできるアイテムはオンラインと同様に、スウェットフルジップパーカと長袖のUクルーネックTのみです。
店舗で作成する場合は、UTme!の専用アプリを使用します。アプリの使い方など分からないことがあれば、すぐに店員に聞けるので安心です。
また、オンラインだと納期が1週間程度かかりますが、店舗なら基本的には当日に受け取れます。
ただ、オンラインストアより取扱商品が少なかったり、在庫状況も店舗によって異なったりするので注意しましょう。
UTme!で背中にプリントできるデザイン
ここでは、UTme!で使用できるデザインを紹介します。
UTme!を使いこなして理想のデザインを作ってみてくださいね。
写真
写真を撮って使用したり、端末に保存されている画像を取り込んだりしてデザインを作成できます。
自分で撮影した写真でも、著作権・特許権・商標権などに反する場合は使用できません。
文字
日本語と英数字を入力できます。フォントやカラーも選択可能です。
また、文字サイズや位置も調整でき、アプリでのみ右揃え・左右中央揃え・左揃えの選択ができます。
ペイント
カラーパレットから色を選び、絵の具で自由に絵を描くことができます。
カラーパレット内の1色のみで描くことも、パレット内の色を1筆ごとに変更することも可能です。
Webでは使えず、アプリのみ使用可能な機能です。
キャラクタースタンプ
ユニクロスタンプ、コラボスタンプなど数種類の既存スタンプをデザインにできます。
過去には、ディズニーやすみっコぐらし・サンリオ・スヌーピーなどのメジャーなキャラクターとのコラボスタンプも。ただ、1回使用するごとに使用料が必要になるスタンプも1部あります。
また、スタンプによっては使用できるエフェクトや機能の組み合わせが異なるので注意しましょう。
シェイク機能
UTme!アプリには「シェイク」機能があり、スマホを振ると作成したデザインにさまざまな効果を加えることができます。
5種類のシェイク機能を紹介します。
- AUTO DESIGNER:シェイクすると素材を複製しつつ、自動でレイアウトを行います。
- SPLASH:シェイクするたびにインクが飛び散るような効果を加えます。
- GLITCH:シェイクするたびに細く切り刻まれるような効果を加えます。
- MOSAIC:シェイクするたびにモザイク効果を加えます。
- NO REMIX:エフェクトを加えず次に進みます。
シェイク機能を使うと、デザインの偶然性を楽しむことができ、よりオリジナル性の高いデザインに仕上がりますよ。
UTme!でプリントするデザインと著作権
UTme!では他者が権利を有するものをデザインに取り入れることができません。
UTme!の利用規約には、使用許諾が必要となる投稿データとして以下のようなものが記載されています。
- 歌詞、歌のタイトル、文章などからの引用
- 著名人、商品、企業、ブランド、有名キャラクターなどの名前やロゴ
- 漫画、アニメ、CM、商品、企業などのキャラクターのイラストや画像
- 有名無名を問わず、人物を特定できるイラストや画像
UTmeではデザインに関するルールが細かく設定されていて、自分で作った完全オリジナルのデザインを私的に利用する場合でも、審査落ちする可能性があります。
審査をクリアできないと最初からデザインを作り直さなければならないこともあり、時間がかかってしまう点が難点です。
UTme!での背中へのプリント(バックプリント)事例
ここでは、実際にUTme!で作ったバックプリントアイテムを紹介します。工夫を凝らしたデザインばかりなので、デザインを考えるときの参考にしてくださいね。
星型の中に鍵盤をあしらったバックプリント。一見するとストライプに見えますが、よく見ると鍵盤というおもしろいデザインです。
鍵盤のデザインはモノトーンで合わせやすく、音楽好きにはたまりませんね。
猫の足あとをスタンプ風にしたバックプリントです。猫や犬の足あとはシンプルですが、味があって可愛いですよね。色もさわやかで白いパーカーに映えています。
背中側にポケットがあるような斬新なデザインが目を引きます。そのポケットから顔を出しているパグがなんとも可愛いですね。黒のパーカーだとポケットとパグがとくに引き立ちます。
背面全面に文字と猫のイラストのプリントが。文字もイラストも手描き風であたたかみのあるデザインになっています。フードを被らなくても猫のイラストはしっかり見えます。
「watasiino!!」なら、Tシャツへの背面プリントや両面プリントが可能◎
UTme!でバックプリント可能なアイテムややり方、制作事例などを紹介しました。
UTme!は、利便性の高いオリジナルアイテム作成サービスですが、一部のアイテムしかバックプリントができなかったり、デザインの審査基準が厳しかったりなど、思い通りのアイテムを作れないこともあるでしょう。
「せっかくオリジナルアイテムを作るのだから、好きなアイテムに自由にデザインしたい!」という方は、オリジナルプリントサービスの「watasiino!!」を利用してみませんか?
「watasiino!!」では、TシャツやロンT、パーカーなどほぼすべてアイテムにバックプリント可能であり、複数箇所のプリントもOK。UTme!ではできない前後両面プリントも叶えられますよ。
デザインに自信がない方は、プロに任せることもできます。手描きのラフ画や写真があれば、プロのデザイナーが本格的なデザインを作成いたします。
また、デザインシミュレーターがありますので、完成前にイメージをつかみやすく、テンプレートを使って納得のデザイン作りに取り組めるでしょう。
自由にデザイン・プリントできる「watasiino!!」で、理想のオリジナルアイテムを作ってみましょう。
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