UTme審査落ちの理由は?著作権の範囲や「厳しい」の真相について解説

UTmeで審査落ち

UTmeは、だれでも簡単にオリジナルデザインのアイテムが作れるサービスとして、人気です。

アプリやパソコンから自由にデザインできますが、アイテムの作成には審査があり、審査落ちすることも少なくないようです。

そこで本記事では、UTmeで審査落ちする理由や、NGとされているデザインについて解説し、「審査が厳しい」といわれる真相に迫っていきます。

審査落ちした際の対処法についてもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

デザインシミュレーター

専用ソフト不要!かんたん3ステップ

  1. ツールからデザインを作成して「次へ進む」をクリック
  2. デザイン確認後に発行される「デザインキー」を自分のメールアドレスに送信
  3. メールに記載された手順で商品を購入

そもそもUTmeってどんなサービス?

UTmeは、アパレルブランド「ユニクロ」が運営するサービスで、Tシャツをはじめとしたオリジナルデザインのアイテムを自由に作成することができます。

人気が高いのはTシャツで、アプリやパソコンで簡単にデザインできるだけでなく、ユニクロのTシャツと同じ素材で作れる点が魅力です。

また、作成したオリジナルTシャツは、「UTmeマーケット」にて出品・販売することもできます。出品したアイテムが1点売れると、300円〜2,000円(税込・源泉税込)の間で出品者が設定したデザイン料が支払われるという仕組みです。

商品の発送やユーザーとのやり取りは、すべてユニクロが代行してくれるので、気軽にオリジナルTシャツの販売が始められます。

UTmeの審査落ちの基準は?

UTmeは、オリジナルTシャツを作成・販売したい人にとって使い勝手のよいサービスですが、デザインに関するルールが細かく設定されています。

ここでは、UTmeの審査落ちの基準を説明しながら、「審査が厳しい」といわれる理由について解説していきます。

デザインに関する主な審査ポイントは、以下のとおりです。

  • 他者が権利を有するものを利用していないか?
  • 広告や宣伝を目的としたデザインになっていないか?
  • 個人情報が入っていないか?
  • フリー素材(主に、Web上で配布されている画像やデータ)を利用していないか?

それぞれ解説していきますね。

他者が権利を有するものを利用していないか?

UTmeでは、使用目的を問わず、他者が権利を有するものをデザインに取り入れることはできません。

その範囲は多岐にわたり、芸能人や著名人の写真や実写に近いイラスト、キャラクター、企業・ブランドのロゴ、商標登録されている文字やマークなど、細かく規定されています。

さらに、それらが写り込んだ写真も対象です。

広告や宣伝を目的としたデザインになっていないか?

商品やサービスの宣伝、集客やキャンペーンなどの広告を目的としたデザインも、審査基準からはずれることが明記されています。

広告や宣伝目的と判断されるのは、チラシやフライヤー、QRコード、URLなどです。自分が運営する企業や店舗で着用するTシャツであっても、作成できない可能性は高いといえるでしょう。

個人情報が入っていないか?

UTmeでは、「個人情報が入っているか否か?」という点もガイドラインとして提示されています。

名前や電話番号、住所などの個人情報をデザインに入れることのほか、X(旧:Twitter)やLINEなどのIDも個人情報にあたるため、使用できません。

また、それらの一部を記号などに置き換えた伏字も個人情報とみなされます。

フリー素材を利用していないか?

UTmeでは、フリー素材(主に、Web上で配布されている画像やデータ)について、一律で使用NGとしています。

一般的に「フリー素材」といえば、自由に使用できるイメージがあるかもしれません。しかし、フリー素材の中には商用利用できないもの、利用用途や加工範囲に制限があるものなども含まれています。

権利関係が明確でない素材も多いため、UTmeでは著作権フリーといわれるパブリックドメインも含め、フリー素材を利用することはできません。

自分用であっても審査落ちすることはある?

UTmeでは、自分用と販売用で分けた審査を行っていません。すべてのものに、お伝えした審査基準が適用されます。

そのため、自分用のオリジナルTシャツであっても、審査基準をクリアできない場合は、審査落ちする可能性は高くなるでしょう

オリジナルプリントサービスのwatasiino!!では、自分用のTシャツを自由なデザインで作成できます。

UTmeは著作権に厳しい?NGなデザインは?

オリジナルTシャツを製作している業者の中には、私的目的であれば著作権を気にせずに作れるところもあります。そう考えると、UTmeは著作権に厳しいといえるかもしれません。

著作権のほか、肖像権や登録商標に関してUTmeでは、以下のデザインを使ったアイテムの作成を禁止しています。

  • 芸能人・有名人の写真
  • アニメで使用されているデザイン
  • 企業ロゴや商標登録されているロゴ

それぞれ、解説していきますね。

芸能人・有名人の写真

芸能人・有名人の写真はもちろんのこと、それらの実写に近い似顔絵もNGデザインになっています。芸能人や有名人を連想させる名前やあだ名、ニックネームも著作権の範囲であり、使用ができません。

また、一般人であっても、他人の写真や実写に近い似顔絵を使う際は、使用許可を得なければ、利用NGになっています。(肖像権やパブリシティ権に触れる可能性があるため)未成年や子どもの写真を利用する場合は、必ず保護者の同意を得るようにしましょう。

アニメで使用されているデザイン

アニメに登場するキャラクターなどのデザインやパロディも、著作権の範囲です。

写真に写り込んだキャラクターのポスターやぬいぐるみ、文房具なども著作権にあたるので、撮影した写真を利用する場合は、隅々までチェックする必要があります。

なお、UTmeにはキャラクタースタンプの機能があり、そのキャラクターに限っては使用が可能です。ただし、ほかのスタンプとは併用できないなどのルールがあります。

企業ロゴや商標登録されているロゴ

企業のロゴや、ブランドなどの商標登録されているロゴも著作権や商標権にあたり、デザインとして取り入れることはできません。

自動車などの乗り物についているエンブレム、企業ロゴも使用NGになっています。また、風景を撮影した写真をデザインとして利用する場合は、企業の看板や自動車などの乗り物が写り込むこともあるので注意しましょう。

その他、乗り物関連では、ナンバープレートをデザインに入れることも禁止されています。

自分の名前や一般用語が入っていると審査落ちすることもある?

自分の名前や一般用語であっても、商標登録されている場合はUTmeでの使用はNGです。自分の名前なのに審査落ちという可能性もあるでしょう。

日本では近年、毎年19万件前後の商標登録出願がされています。そのため、商標登録されている用語やデザインをすべて把握することは、難しくなっています。商標登録されているロゴや用語が数多く存在することも、「UTmeは著作権に厳しい」といわれる理由のひとつかもしれません。

UTmeで審査落ちするとどうなる?

ここまで解説してきたとおり、UTmeの審査基準は厳しいといえます。「では、審査落ちするとどうなるか?」と、気になる方も多いでしょう。

デザインで審査落ちした場合は、Tシャツなどのアイテムを作ることができません。当然、UTmeマーケットでの出品・販売もできないので、審査に通るデザインを再度考える必要があります。

審査期間は最大14日間です。ただし、件数によっては14日以上かかる場合があります。

「オリジナルTシャツを使いたいときに間に合わない」とならないよう、納期には余裕を持って製作を進める必要があるでしょう。

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UTmeで審査に通る方法はある?

UTmeで審査落ちした場合、再申請をすれば審査に通る可能性はあります。ただし、ガイドラインに則ったデザインであることが前提です。

それをふまえた上で、審査落ちした場合の対処法は、以下のいずれかになります。

  • デザインを変更し再申請する
  • デザインに関する補足をコメントする

それぞれ、解説していきますね。

デザインを変更し再度申請する

審査落ちする理由の一つは、デザインガイドラインでNGとされているデザインを使っていることです。そのため、まずはデザイン変更を検討する必要があるでしょう。

場合によっては、まったく異なるデザインを一から考えることになります。デザインを大幅に変更したくない、すぐにオリジナルTシャツを作りたい人にとっては、対応が難しいかもしれません。

その場合は、ほかのサービスでのオリジナルTシャツ作成をおすすめします。

デザインに関する補足コメントをする

「著作権を侵害している恐れがある」という理由で審査落ちした場合、権利を自身が持っていることを証明できれば、審査に通る可能性があります。

デザインの権利に関する証明は、以下項目の記入が必須です。

  • 補足コメント(自身のデザインであることを証明するコメント)
  • サイトURL(デザインの権利を自身が有していることが分かるもの)

UTmeで審査落ちしても、watasiino!!ならオリジナルTシャツが作成できる!

UTmeは簡単にオリジナルデザインのTシャツを製作できる便利なサービスですが、ユニクロを有する大企業が運営しているサービスということもあり、デザインの審査基準が厳しくなっています。

本来は、著作権や肖像権の侵害に該当しないようなデザインでも、UTmeの審査では落ちることがあるので、早急に理想のデザインでTシャツを作りたい方にとっては、使いにくさを感じることもあるでしょう。

著作権の侵害にならない範囲で、自由にオリジナルTシャツを作りたい場合は、watasiino!!がおすすめです。

watasiino!!ではデザインの作成から印刷まで、ワンストップで対応いたしますので、手間がかからずに依頼できます。さらに、自社工場があるので、受注日から最短で翌々日には出荷可能です。

また、簡単な手書きのデザインがあれば、プロのデザイナーがクオリティーの高いデザインに仕上げますので、ワンランク上のオリジナルTシャツを作ることができますよ。

まずは、お気軽にご相談くださいね。

デザインシミュレーター

専用ソフト不要!かんたん3ステップ

  1. ツールからデザインを作成して「次へ進む」をクリック
  2. デザイン確認後に発行される「デザインキー」を自分のメールアドレスに送信
  3. メールに記載された手順で商品を購入
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